アクバ 降臨

 第四階層の奥深く、魔法障壁によって封鎖された場所にアクバ教の本拠地はある。

 ディスペルフィールドの魔法を唱え、魔法障壁を打ち消そうとすると、不意に物陰から一人の女性が現れた。
 誰かと思えばアリアじゃないか。

「父と会う決心をしたわ。」

 ふ〜ん。

「この王家の指輪を見せれば、父も信じてくれるはずだわ。」

 へぇ〜。

「だから父を地底湖まで呼んできて。」

 はいはい・・・って、えっ!? 俺はこれからアクバとの最終決戦に・・・

「呼・ん・で・き・て。」

 了解(涙

 アム・シガールの手引きにより、地底湖のほとりでアリア(実は王女)と父であるランシャイア王が20年ぶりの再会を果たす。
 そこへ半人半蛇の種族 エダニアムの大教母ザルナッシュが乱入。反体制派組織(アリア)を執拗に狙う目的をべらべら喋りだす。

 おっ、ネタばらし大会の始まりか?

 それならば私も、と成仏したはずのフローレンス女王(の幽霊)まで登場。

 なんだそれ(笑、というような話が展開していく。

 そんな茶番劇も終わり、改めてアクバ教団の本拠地へ。

アクバ教団の本拠地

 私がアクバ教団の本拠地に到着するなり襲い掛かってくるイェルシドの軍勢とアクバ信者達。
 いままで柄にもなく頭を使って謎や仕掛けを解いてきたが、もういいだろう。

 作戦 : 力押し!

 建物内部を無数の火球が飛び交う。

 あはははは、死ね死ねぇ〜 (壊

 アクバ信者達とイェルシドの軍勢を皆殺しにした後、ゆっくりと建物内の探索を開始する。

 建物内部はそれほど広くはなく、探索は中央にある大扉を除いてすぐに終わった。

 大扉がある部屋の床にはアクバ教のシンボルマークが描かれており、小さな台座がシンボルマークの各点に5つ設置されている。まぁ、これに何かを置けば扉が開くんだろう。そうに違いない(慣れてきた)。

 で、何を置くかだが・・・やっぱりこれかなぁ。

 道具袋の中から、先ほどアクバ信者から取り上げたアクバ石の偶像を取り出す。
 これを台座にセットしてっと・・おっ、出来た。
 やはりこれか。

 台座は5つ。アクバ石の偶像は今1つセットしたので、残り4つ必要。そのうち3つは、以前、アクバ教の神殿を襲撃したときに入手済み。
 そう、入手済みなのだが・・・えーっと、どこに捨てたっけなぁ。今になって必要になるとは思わなかったよ(涙

 記憶を頼りにあちこち歩き回り、最後はクリプトで床スイッチを入れるための重りとして置かれているところを発見。なんとか3つとも無事回収。
 この手のゲームでそれっぽいアイテムを捨てちゃいけないんだなぁと、また一つ勉強になりました。

 アクバ石の偶像も残り1つ。アクバ神殿内にはなかったので、この本拠地内にある可能性が高い。
 そういえば、たしかまだ鍵の掛かった宝箱があったな、と宝箱が置かれていた部屋に向かう。

イサピアスの部屋

 この部屋には宝箱のほかに祭壇とベット、そしてガラスケースの中に小さいトロールとブラックビーストが入っている。余談だがこのトロールが結構かわいい声で喋る。

 やはりここの部屋にもなにか仕掛けがあるのかなぁ。
 祭壇上にある右側のドクロだけマウスでターゲット出来るんので、これが仕掛けなんだろう。

 う〜ん・・・。

 左側のドクロと同様に右側のドクロにもロウソクを立ててみる。

 カチャッ!

 おっ、鍵が開いた音がしたぞ!
 さっそく宝箱を開けようとするが、まだ鍵は掛かったまま。
 あれ、これの鍵が開いた音じゃなかったのか。となると、どこか別の部屋の鍵か?

 建物内をうろうろ。しかし、いっこうにそれらしきものは見つけられない。
 う〜む、一体どこの鍵が開いたんだ???

 もう一度祭壇のある部屋に戻り、部屋の内部を調べると

鍵の在り処

 あ〜、こんなところに隠し戸が! くそぅ、くそぅ(悔
 隠し戸から入手した鍵を使って宝箱を開くと中からアクバ石の偶像を発見。これで5個目を入手。

 大扉のある部屋に戻り、全ての台座にアクバ石の偶像をセットすると、ギィィ、という重い音を立てて大扉が開き始めた。

 大扉の向こう側ではイサピアスによる邪神アクバ降臨の儀式が行われていた。

 儀式を阻止すべくイサピアスの背後から斬りかかる!

「遅かったな、ガーディアン・・・」

 突如、姿を変貌させるイサピアス。いや、もうアクバといったほうが正しいのかもしれない。

「我はノーデンには帰らん。お前が帰れ!」

 邪神アクバとの最終決戦が幕を開けた。

アクバ

 強い! 強すぎる!さすがは神というべきか。いままで戦ってきた敵とは強さの次元がまったく違う。
 体から生えた触手による攻撃は威力が高く、かといって離れて戦うと強力な魔法を仕掛けてきたり、挙句の果てにデーモンまで召還してくる。

 こいつ、本当に勝つことが出来るの?

 魔法だけでも封じなければと《魔法消去》の魔法を唱えるも、スキルが低いせいか、効果は全くあらわれない。

 う〜、こうなったら・・・。

 いったんこの場から逃げ出し、街に戻ってライフポーションを出来るだけ用意する。
 これで準備OK!

 何度目になるか分からないが、アクバとの戦闘を開始。

 《スピード》の魔法を唱え、攻撃スピードを上げる。

 そして

 足を止めてのどつきあい!もう、敵の攻撃を避けようなんて思わない。ライフポーションを飲みながら、一心不乱に剣を振り続ける。

 アクバが倒れるのが先か、ライフポーションが尽きるのが先か。

 いつ終わるともしれないこの戦いを制したのは我らがガーディアン、アム・シガール。

 戦いに敗れたアクバは神々が住む世界「ノーデン」へと送り返され、地下世界アークスから邪神の脅威は消えた。

 そして使命を果たしたアム・シガールも「ノーデン」の地へと帰るのであった。

 Fin.

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