盗まれたトロールの偶像
トロール族に崩落した連絡路の復旧作業を手伝ってもらうため、トロール王ポグのもとへ派遣されたアム・シガール。
第三階層、トロール族の住む鉱山に到着したアムは、さっそく門番にランシャイア王からの紹介状を見せ、鉱山への出入り許可を得る。
トロール鉱山の入口前になぜかゴブリンの姿を発見。
ゴブリンは名をイザクといい、この鉱山で働くトロール達の作業番をしているそうだ。それなのに、トロールがストライキを起こした原因がわからずに困りはてている様子。
どうせボグ王に会いにいく途中だし、ついでにストの理由を聞いてみるか。
鉱山内でトロール王ポグに謁見する。
ランシャイア王からの親書を渡し復旧作業の救援要請をするも、いまはそれどころではないと断られてしまった。
詳しく話を聞いてみると、トロールの宝である偶像が何者かに盗まれてしまったそうで、いま行われているストライキもこれが原因とのこと。
連絡路の復旧作業とストライキ、この二つを解決するには盗まれた偶像を見つけ出すしかない。
宝石をこっそり掘りながら鉱山内を歩いていると、「xx」と記された看板が掛かっている部屋で、あのはぐれトロール グルーの友人グルワカを発見した。
さっそくグルワカにグルーの好みを尋ねてみる。
「グルーに誕生日プレゼントを渡したいんだけど、あいつは何が好みよ?」
「グルー チカ ウマレ。ソトノセカイ ミタコトナイ。グルー ソトノセカイ ミテミタイ」
ナルホド。だが、外の景色といわれても何をどうすれば良いのやら。
トロール鉱山を出た後、相変わらず入口でしょんぼりしているイザクにストライキの理由を教えてやると、イザクが盗まれた偶像のことをゴブリン王国で聞いたことあると言い出した。
さっそくイザクと共にゴブリン王国へ移動する。
ゴブリン王国はトロール鉱山の目と鼻の先、歩いて1分もかからない場所にある。
「盗まれた偶像と犯人を必ず捜し出す!」
ゴブリン王国での犯人捜しが始まった。
まず入り口から1番近くにある倉庫をあたってみた。
倉庫の門番をしているゴブリンロードに入れてくれとお願いすると、「ゴブリン王かアトゥク倉庫番の許可がないと入れてやらねぇ」と追い返される。
それならばと、ゴブリン王アロターに協力を仰ぎにいくも、王の間の扉は閉まっており、扉越しに話しかけても「忙しいからあっち行け」の一点張りで相手にしてもらえない。
憂さ晴らしにアロター王の私室を荒らしていると、1枚の紙切れを発見した。
王さま、どうかお忘れなく。ぜったい、ワイン飲まないように。王さまワインのアレルギー。飲んだら最後、お腹をこわす。
お気をつけて。
− 王さまの忠実な薬剤師
そうかそうか、アロター王はワインアレルギーか。
さっそく腹いせに部屋の中に置いてあったアップルパイを全てワイン漬けにする。
しかたがないのでもう一人のキーパーソン、アトゥク倉庫番を探すことに。
ゴブリン達の休憩所の奥にある個室でやたら偉そうなゴブリン(もっともこの世界のゴブリンは全員偉そうだが)を発見。こいつがアトゥクのようだ。
ただ、こちらも出て行け、あっち行けの一点張りで全く話にならない。
面倒だから力押しでいくか、などと物騒なことを考えながら建物内を歩いていると、ケーキを持って調理場から出てきたゴブリンを目にした。後を着いていくと、ケーキを王の間に運んでいるようだ。
・・・閃いた!
さっそく調理場に向かい、部屋に誰も居ないのを確認した後、懐から取り出したるはワインの瓶。
このワインをクッキー生地にコネコネコネと練りこみます。
これで準備OK!
しばらくして料理番のアヌクが帰ってきた。
アヌクはアロター王に食べさせるための新しいケーキを作り出す。
数分後、焼きあがったケーキを持って王の間に向かうアヌクの後をニヤニヤしながら着いていく。
王の間の前で待つこと数分。
予想通り、アロター王が腹を壊して飛び出してきた。
私室のトイレに駆け込んだアロター王と面会。王はあれの最中のようだが、かまわず用件をきりだす。
グダグダうるさいアロター王を言葉巧みに言いくるめ、ようやく倉庫への入室許可を得ることができた。
なお、王の間にあるダイアルは、王の私室にあるベッドの下に落ちている紙切れに答えが書かれている。ちなみに答えは 『5599』。
倉庫内でトラップが仕掛けてある宝箱を発見した。
王の私室で入手したトラップ解除の巻物で罠を解除した後、道具セットで開錠に挑戦するが・・・駄目だ、開かね〜。
悩んだ末、もう一度アトゥク倉庫番の部屋へ。
アトゥクがいないタイミングを見計らって部屋の中を探すと、ベッドに置かれている枕の下から鍵を発見した。
再び倉庫に戻り、さっそくアトゥクの部屋で見つけた鍵を宝箱に挿し込んでみると・・・おっ、開いた!!
宝箱の中から出てきたのは盗まれたトロールの偶像。犯人はアトゥクだったのか。
偶像を手に入れ倉庫を立ち去ろうとすると、そこには剣を構えたアトゥクの姿が!
「オマエ ヨクモ ジャマシタナー」
そういって斬りかかってくるアトゥク。入り口の扉に鍵を掛けられてしまい逃げ出すことも出来ない。
狭い倉庫内での戦闘だけに獲物の長い武器は不利と判断し、短剣を取り出して応戦する。
アトゥクを倒した後、アトゥクの懐から倉庫の鍵を取り出し、倉庫から脱出する。
あとは偶像をトロール王のところへ持っていくだけだ。
トロール鉱山でポグ王に奪還したトロールの偶像を手渡す。
こうしてトロール鉱山でのストライキは終了し、王城と砦を結ぶ連絡路もトロール達の手によって復旧した。
王城に戻り、ランシャイア王に報告すると、褒美として王城の2階に私専用の個室を与えられた。
アイテムを自由に置いておける部屋も嬉しいが、それと同じぐらい嬉しいのがバックパックが手に入ったこと。これがあると持ち物欄が2倍に増えるのだ。やったね!