ヘルムズ・ホールド寺院 2階にて

 階段を上りヘルムズ・ホールドの2階へ。
 そこにはデスターの後を追っていったフェンシック・モスの姿があった。

 彼は信頼していた同志デスターに裏切られ、絶望しているように見える。
 それでも彼は、デスターは裏切っていない、戻ってきてくれるはずだ、といういちるの望みにすがり、ここでデスターを待ち続けている。
 フェンシックからデスターに関する話を聞いた後、もはや逃げ出す気も失せた様子の彼をこの場に残し、デスターが待つ3階へと進む。

デスター・インデレイン

 ヘルムズ・ホールド3階。
 まずは2つある小部屋を制圧してキャンプポイントを確保した後、デスターの待つ大部屋の攻略作戦を決行する。

 大部屋にはデスターの他に彼が儀式につかっている数体のクリーチャーとアンデッドの一団がいるのが見える。

 まずはアンデッドの軍団を倒してしまうことにした。
 大部屋の扉を開き、部屋の中にいるアンデッドを挑発。小部屋へと誘い出したところを逐次撃破していく。
 デスターはアンデッドの制御に集中しているせいか、動き出す気配がない。

 やがて大部屋にはデスターと5体の儀式用クリーチャーのみが残った。

デスター

 五芒星を描くように5体の儀式用クリーチャーが配置され、その中心にいるデスターになんらかの力が供給されている。しかもその力によって護られているのか、デスターにダメージを与えることが出来ない。

 まずは儀式用クリーチャーを破壊。デスターと違い、こちらには全く守護の力が働いていないため、一撃で楽々と倒すことが出来る。
 儀式用クリーチャーを2体破壊したところで、いよいよデスターが動き始めた。陣形が崩れ、力の供給を得ることが出来なくなったのか、今ならば普通にダメージを与えることが出来る。
 念のため残った3体の儀式用クリーチャーを破壊してから、デスターと戦いを開始!

 デスターは、まず、召喚術を用いてスケルトン・チーフテンを呼び出してきた。こいつがまた強く、あっという間にシャルウィンが戦線から離脱。
 ここから俺一人でデスターとスケルトン・チーフテンを相手に戦うことになるのだが、これが正直しんどい。
 一旦撤退してシャルウィンと合流をしようと帰還の石を使おうとすると、

 天の声「帰還の石の魔力ではこのエリアからテレポートすることはできないようだ」

 うへ、マジかよ。

 しかたない、腹をくくるか。
 先に攻撃力の高そうなスケルトン・チーフテンを倒し、そしてデスターとの一騎討ち。
 チーフテンに比べると物理的な攻撃力は劣るが、こいつかなりタフだ。斬っても斬っても倒れる気配がない。
 儀式用クリーチャー破壊の他にも何か仕掛けがあるのかと不安になってきたその時

「もういい、降参だ。どうせもう逃れられない・・・」

 と、デスターは降参の意を伝えてきた。

第一章 エピローグ

 数日後・・・。
 ネヴァーウィンターの街に連行された事件の首謀者デスターと彼の良き友フェンシックは公開処刑にかけられた。
 そして奪還された治療薬により、ネヴァーウィンターの街に蔓延していた死悶の疫は終息した。

 だがしかし、事件の黒幕と目されるカルト集団「ピープル・オブ・ジ・アイ」の正体は未だ明らかではない。
 死んでいった者の敵を討つためにもこのカルト集団を捜し出す必要がある。

 ネヴァーウィンター軍の精鋭達は港町ポート・ラストを新たな拠点とし、謎のカルト集団ピープル・オブ・ジ・アイの捜索を開始するのであった。

− 第一章 完 −

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