ヘルムズ・ホールド寺院 1階にて
地下倉庫から階段を上がって出た場所は、ヘルムズ・ホールド寺院 1階の南西部に位置する場所だった。
ところどころにいる偽ヘルム教徒やアンデッド達を倒しながら、デスターとフェンシックの姿を捜してヘルムズ・ホールド内を走り回る。
ヘルムズ・ホールドの南西部からそのまま北上し、北西部の部屋とその隣の部屋を制圧する。
この部屋に2階へ上がる階段があったが、それはひとまずおいておいて、その階段脇にある小部屋を調べる。すると部屋の中に置かれていた本棚からある一冊の本が見つかった。
表紙に『ヘルムの書』と記されたこの本には、ヘルムズ・ホールドにいる悪しき存在のかわりにガーディアンスピリットを呼び出す方法が書かれている。ただし、そのためには悪しき存在をなんらかの方法で追い返しておかなければならないらしい。
悪しき存在か。誰のことを指しているのだろう。
少し戻ってヘルムズ・ホールドの東側に続く廊下を進んでいく。
ちょうど一番北東に位置する部屋に入ったときのこと。
部屋の中心に描かれた魔法陣の上に一匹の悪魔が束縛されていた。
用心しながら悪魔に話しかける。
邪空のカオヒノンと名乗るその悪魔は、ヘルムの守護神ガーディアンスピリットを封じるために召喚されたのだが、召喚の儀式を途中で止められてしまい、その結果、この場に束縛されてしまったらしい。
南の小部屋にある『黒の魔道書』を使って儀式を完了させ、自由にしてくれと頼まれたが、どうしたものか。
カオヒノンの言うとおり小部屋から『黒の魔道書』を発見した。
『黒の魔道書』には悪魔を召喚する方法の他に、制御に困った悪魔を魔界へと追い返す方法も記されている。
なるほど、そういうことか。謎は全てつながった。
カオヒノンがいる部屋に戻ると、カオヒノンが束縛されている魔方陣の手前にある祭壇に『黒の魔道書』をのせる。
そして俺の採った行動は、
「邪悪なる者よ、在るべき場所へ還れ!」
そう俺が宣言すると、邪空のカオヒノンは俺の罵りながら、やがて跡形もなく消え去った。
カオヒノンが消え去った後、今度は祭壇の上に『ヘルムの書』をのせる。
「ヘルムの守護神、正しき法と力を体現するもの、ガーディアン・スピリットよ、出でませい!」
次の瞬間、それまでカオヒノンがいた魔法陣の上にヘルムの守護神ガーディアン・オブ・ヘルムが姿を現した。
召喚したガーディアン・オブ・ヘルムから礼を言われ、なにか礼を授けようと言われたのだが・・・
- 来るべきことに関して教えてほしい
- その魔法の品(魔法の指輪)をいただくよ
- 武器(名工の弓)をいただこう
- 使命を果たすためにヘルムの助力がほしい
- いらない。そちらからはなにも受け取らない
まあ、やっぱり形に残るものがいいな。となると指輪か弓だけど、弓は使わないし。
ということで、魔法の指輪を受け取る。
その後、ガーディアン・オブ・ヘルムは「迫りくる暗闇に備える」と言い残し、どこかへ行ってしまった。
さっそくガーディアン・オブ・ヘルムから貰ったこの指輪を地下倉庫にいるジョニーに鑑定してもらう。
鑑定の結果、指輪は《リング・オブ・エレメンタルレジスタンス》と判明。炎、酸、電撃、冷気のそれぞれに抵抗15の優れもの。さすがヘルムの守護神だけあって良いものを持ってます。
探索を続けていると、中庭の北に位置する部屋に4体のガーディアンアーマーが立ち並んでいるのを発見した。
中央に台座のようなものが置かれていることから、この上に何かを乗せればガーディアンアーマーが動き出すのだろう。
それは中庭の正門付近に転がっていた死体から見つかった。
その死体が持っていた『彫刻された宝石』を台座に乗せる。すると、ガーディアンアーマーに魔力が注ぎ込まれ、侵入者を排除すべく寺院の各所へと散っていく。
だが、すでに1階にいた偽ヘルム教徒およびアンデッドは全て殲滅済み。
様子を見に行ってみると、案の定部屋の真ん中でぽつんと立ち尽くしているガーディアンアーマー達・・・。
まず始めにこいつらを起動するべきだったか、くそぅ。
ヘルムズ・ホールドの1階は探索し終えたが、やはりデスターとフェンシックの姿はどこにも見当たらない。どうやら上の階にいるようだ。
北の部屋から階段を上り2階へ上がる。