物語のはじまり (Tutorial)
■牢屋にて
気がつくと俺は牢屋の中にいた。なぜこのような場所に閉じ込められているのか、まったく思い出せない。
はてさて、これからどうしたものかと思案していると、向かいの牢屋から一人のダークエルフが話しかけてきた。声の調子から察するに俺に罵声を浴びせていると思われるが、はっきりいって何を喋っているのか理解できない。私はこの国とは違う言語圏の人間のようだ。
騒ぎ立てるダークエルフを無視して牢屋の中をうろついていると、ダークエルフとは別の人物の声が通路の方から聞こえてきた。
現れたのは、立派な衣装を着た初老の男性と衛兵が3人。その中の一人の衛兵が窓際まで下がれと怒鳴っている。
衛兵に言われるがまま牢屋の奥にある窓の下まで移動すると、彼らは檻を開き、牢の中へと入ってきた。俺を牢屋から解放してくれるのかと思ったが、そういうわけではないらしい。
俺の事を一切無視してなにやら作業している衛兵達。その様子を眺めていると、初老の男が俺に話しかけてきた。
彼はこの国を治める Emperor Uriel Septimであると名乗り、彼の命を狙う暗殺者から逃げるため、この牢屋内にある秘密の抜け道を通って帝都から脱出をするのだという。また、彼は、会ったこともない俺の顔を夢の中で幾度か見たらしく、これも神のお導き、力を貸してくれと懇願してきた。
ぼろの服を着ているだけの、武器の一つも持っていない俺にいったい何ができるのかと思ったが、このまま牢屋内でくすぶっていても仕方がない。
俺は、彼らの後に続き、隠し通路へと足を踏み入れた。
■秘密の抜け道にて
衛兵たちの後に着いて通路を進んでいくと、突如、赤いフードを被った男達が襲い掛かってきた。
俺は武器も防具を持っていないので、赤フードの男たちとの戦闘は衛兵の皆さんに任せ、皇帝陛下の傍に立って彼を守る振りをする。
衛兵たちは暗殺者を退けたが、無傷とはいかず、戦死者を一名出したようだ。
生き残った衛兵から戦死したCaptain Renaultの剣を拾って戦えと言われたので、言われたとおりに彼女の剣を手に取る。
ふと気がつくと皇帝陛下と衛兵の姿が消えていた。
先に行ったのかと思い、慌てて後を追いかけようとしたのが、通路をさえぎる扉には鍵が掛けられ開くことができない。
これはいったいどうしたものかと辺りを見渡すと、一本の脇道を発見。他に行く当てもないので、この脇道を進んでみることにした。
脇道は自然の洞穴となっていて、ネズミやゴブリンが住み着いていた。
ネズミはともかくゴブリンが倒されていないということは、皇帝陛下たちはこの道を進んだわけではないのだろう。となると、俺はあの場所に一人置き去りにされたのだろうか。
■Imperial Subterrance(帝都の地下道)にて
洞穴を抜けると再び石造りの通路へと出た。少し進んだ場所で皇帝陛下たちとの合流を果たす。
ここで皇帝陛下からBirthsign(守護星?)を選べみたいなことを言われたので、剣士を目指す俺は『The Warriror』を選択した。
この後、3度にわたる暗殺者たちの襲撃を退けたものの、皇帝陛下は壁を突き破って現れた暗殺者によって命を奪われ、彼を護衛してきた衛兵もBaurus一人となってしまった。
「私は陛下の亡骸を守るのだ」といってその場から動かなくなったBaurusから下水道へと続く扉の鍵を受け取り、俺は一人出口を目指して進み始めた。
■Sewer(下水道)にて
下水道の出口でRace、Birthsign、Classを変更するか?という神の声が聞こえたが、無視して下水道の外に出る。
下水道を抜けると川のほとりに出た。どうやら無事に街の外へ脱出できたようだ。振り返るとImperial Cityを取り囲む城壁が見える。
これからどう行動するかはまた明日考えよう。
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