秘められた動機 (Ulterior Motives)
■本の回収
自分用の魔術師の杖も作り終わり、次にRaminus Polusから与えられた仕事は、スキングラッド伯Janus Hassildorに貸し出された本を回収してくるというもの。簡単なお使い仕事だ。
以前スキングラッド城を訪ねた時は謁見の間の扉が閉ざされていたために伯爵とは会えずじまいだったが、果たして今回はお目通りが叶うのだろうか。
≪Quest - Ulterior Motives≫
■妖剣Umbraの返還
スキングラッドの街へ向かう途中で Clavicus Vileの聖地に立ち寄り、不要になったUmbra SwordをClavicus Vileに返還。報酬としてMasque of Clavicus Vileを受け取った。
Masque of Clavicus Vileは威厳のありそうな男性の顔がかたどられた鉄仮面で、Personalityが上昇する魔力が付加されている。しかし、強面なうえに無表情なので、この仮面を被って街中を歩いたら小さい子供たちは泣き出すかもしれない。
そういえば、Clavicus Vileのペット(犬の像)は、いつの間にか荷物袋の中から消えていたが、何処へいったのやら。
≪Quest - Clanvicus Vile - Complete≫
■スキングラッド城へ
スキングラッドの街に到着した足でそのままスキングラッド城へ。
城の衛兵に伯爵のことを尋ねると、伯爵への取次ぎはMercator Hosidusがやっているので、彼と話をしてくれとのこと。
Mercator Hosidusにギルドの使いで伯爵に会いに来たと言うと、伯爵は誰にも会う気がないという答えが彼の口から返ってきた。やはり伯爵と会うことはできないのだろうか。しかし、今回はギルドの仕事で来ている手前、ここで引き下がるわけにはいかない。
そこをどうにかと彼に頼み込むと、彼は伯爵と交渉してみるからまた明日来てほしいと答える。
しかたがないので一旦街へ戻り、出直すことにした。
そして翌日。再びスキングラッド城を訪ねると、今度はMercatorのほうから俺に話しかけてきた。
Mercatorはうまくやってくれたようで、伯爵は俺と会うことを了承してくれたそうだ。しかし、面会場所は謁見の間ではなく何故か街の外にあるCursed Mineの北側で、しかも深夜2時過ぎという時間帯を指定してきた。
疑問に思ったが、普段人前に姿を現さない伯爵が深夜こっそり城を抜け出して俺に会いに来てくれる姿を想像し、納得することにした。
■約束の時間に現れたのは・・・
深夜2時。
Cursed Mine前で伯爵を待つも伯爵の姿はどこにも見当たらない。
様子を見に街のほうへ戻ってみると、葡萄園の外れにたたずむ3つの人影が見えた。伯爵とお供の人かなと思い近づいてみると、三人のうちの一人は城で出会ったMercator Hosidus。となると、Mercatorの背後に控えるフードを被った二人のどちらかが伯爵なのだろうか。
Mercatorに話しかけると「伯爵はここには来ない」という答えが返って来た。伯爵の気が変わったのかと思ったが、そういうわけではないらしい。Mercatorは俺のことをギルドから派遣された調査員か何かと勘違いしており、彼らの計画に支障をきたす者であると判断したようだ。そして、その邪魔者を始末するために今宵この時この場所へ誘い出したとネタばらししている。
なるほど、俺はまんまと罠にかかったわけだ。ははははは。
■スキングラッド伯Janus Hassildor
短剣を懐から取り出して襲い掛かってきたMercatorとフードの男Aをぱぱっと倒し、残るフードの男Bの方を振り返ると、見知らぬ男がフードの男Bをちょうど斬り倒したところだった。
いったい何者だろう。フードの男を倒したということは敵ではないのか?いや、しかし、敵の敵は味方というわけではないし・・・。
いつ襲い掛かられてもいいように警戒しながら相手の様子をうかがっていると、その男は鞘に剣をしまい、俺に話しかけてきた。
その男は、自分はスキングラッド伯 Janus Hassildor であると名乗った。なぜ伯爵が俺を助けてくれたのだろう。てっきり襲ってきたMercatorたちとグルだとばかり思っていたのに。
伯爵が言うには、俺はギルドの評議会から伯爵を調べるためのスパイとして送られてきたらしい。本の回収うんぬんは俺をこの街へ派遣するためのただの口実だというのだ。
って、俺が伯爵を調べるためのスパイ!? そんな話は寝耳に水だ。
なんでも伯爵は前々からMercatorがネクロマンサーと何らかの係わりをもっていると疑っていたらしいのだが、確たる証拠をつかめなかったために彼を放置していた。しかし、ギルドの評議会はそれを伯爵がネクロマンサーをかくまっていると見なしたようで、伯爵とネクロマンサーの関係を調査させるためにギルドは俺をこの街へ派遣したのだろうと推測している。
伯爵の言うとおりだとすると、なぜギルドは真の目的を俺に教えてくれなかったのだろう。これではネクロマンサーを誘い出すためのただの囮ではないか。
最後に伯爵から「私はネクロマンサーと通じていないし、これからもそうするつもりはない。そして私に言いたいことがあるのなら代理の者ではなく自分で言いに来いと評議会へ伝えてくれ」との伝言を頼まれた。
伯爵のお怒りもごもっとも。俺も大学へ戻ったらRaminusから詳しい事情を聴かなければ。
■真実
Raminus Polusにスキングラッドでの出来事を報告した後、何故真実を教えてくれなかったのかと問いただす。すると彼は一言謝った後、全ては伯爵の秘密を守るためだと答えた。
伯爵の秘密、それは伯爵がバンパイアであるということ。この事実を知っている者はギルド内でもごくわずかだという。
なるほど、どうりで昼間城を訪れる聴聞者たちの前に姿を現さないわけだ。でも、なんでまたバンパイアがスキングラッドの領主をしているのだろう。というか、バンパイアを野放しにしておいていいのだろうか。
その辺のことをRaminusに聞くと、Hassildorはすぐれた統治者であり、また、ギルドにとって有益な情報を時折提供してくれるので、ギルドの評議会は彼を魔物として退治するよりも彼と友好関係を結んだほうが得策と判断したらしい。
何か釈然としないものがあるが、上の決めたことなら仕方がない。それに俺も伯爵に襲われたわけでもなく、逆に助けられたわけだし。
一通りの会話が終わった後、Raminusから今回の報酬としてSpelldrinker Amuletを渡された。名前の通り攻撃呪文によるダメージを吸収する効果を持つネックレスだ。
≪Quest - Ulterior Motives - Complete≫
それにしても今回は騙されまくりの最悪な仕事だった。うさばらしに街で一杯ひっかけてくるか。