Cloud Ruler Temleへの旅 (Weynon Priory)

■襲撃者再び

 Kvatch外れのキャンプでMartin皇子と合流した後、一路ウェイノン修道院へ。

 ウェイノン修道院までの道中は、たまにモンスターや野盗と遭遇するものの、実に平穏なもの。何事もなくMartin皇子を無事ウェイノン修道院まで護衛することに成功した。そう思った矢先の出来事である。

 一人の老婆が助けを求める声を上げながら、ウェイノン修道院の方角から駆け寄ってきた。そして、彼女の後を追うように、抜き身の剣を手にした怪しげな仮面の男が2人駆けてくる。
 この仮面の男達、どこか見たような覚えがあると思ったら、皇帝陛下を暗殺した例のカルト集団の奴らじゃないか。しばらく姿を潜めていたかと思ったのに、何故今頃、しかもこんな場所に現れたんだろう。
 いろいろと疑問に思う点はあるが、今はこの老婆を助けるのが先決。急いで老婆と仮面の男達を隔てるように両者の間に割り込み、何気に強いMartin皇子と協力しながら仮面の男達を退治する。

 仮面の男達に追われていた老婆は、ウェイノン修道院で馬の世話をしていたEronorだった。
 Eronorが言うには、仮面の男達は平凡な旅行者を装ってこの修道院に現れたらしい。そうすることで応対に出たPrior Maborelの油断を誘い、まずは彼を背後から斬殺。その本性を現したかと思うと、次々と修道院の人々を殺めていったそうだ。

 そういえば、Jauffreは無事だろうか。
 彼女にJauffreのことを尋ねると、「Jauffreならおそらく礼拝堂で祈りを捧げている」とのこと。
 彼の安否を確かめるために、急いで礼拝堂へ向かった。

 ≪Quest - Find the Heir - Complete≫
 ≪Quest - Weynon Priory≫

■失われたアミュレット

 礼拝堂ではJauffreが一人で仮面の男2人を相手に戦っていた。急いで助太刀に入り、彼を救出する。

 戦闘終了後、今回のウェイノン修道院襲撃についてJauffreと話をしていると、彼は突然、思い出したかのように「はっ、The Amulet of Kings! まさか、奴らの狙いはこれか!」と礼拝堂を飛び出す。
 つられて俺とMartin皇子も彼の後について行く。

 Jauffreの私室へ行くと、壁の一部が開き、隠し部屋が曝け出された状態となっていた。しかし、ぱっと見た限りでは、室内はさほど荒らされてはいない。
 呆然とした表情で立ち尽くしていたJauffreに話しかけると、彼は力のない声で「Amulet of Kingsを奪われた」と、一言つぶやいた。

 落ち込むJauffreにMartin皇子を連れてきたことを告げると、彼は「アミュレットを失っても我らにはUrielの後継者がいた」と表情を一変させる。意外と立ち直りの早い御方だ。
 そして、彼はしばし思案した後、「ここではMartinを守りきれない。我らThe Bladeの本拠地へ向かおう」と言い出した。

 皇帝陛下直属の秘密部隊『The Blade』。その本拠地である『Cloud Ruler Temple』がブルーマ付近の山中にある。そして、そこならばThe Bladeの精鋭がいるので、Martinの安全を確保できるとJauffreは言う。
 それならばアミュレットも最初からその砦で保管しておけよ、と突っ込みたい。

■Cloud Ruler Templeへ

 Martin皇子、そしてJauffreと共に、Cloud Ruler Templeを目指すこととなった。

 Cloud Ruler Templeへは、あえて街道を通らずに、The Jerall山脈を越えて行くことにした。敵の襲撃を気にしてのことではなく、ブルーマへ向かうついでに The Jerall山脈の西部域の探索を済ませてしまおうという寸法だ。
 ウェイノンハウス裏手の馬小屋でMartin皇子とJauffreを馬に騎乗させた後、Cloud Ruler Templeへ向けて出発した。

 Cloud Ruler Templeまでの旅は、Martin皇子とJauffreにとって凄惨なものとなった。もし二人が倒されても復活しない根性なしだったら、きっとこの旅は終わっていたに違いない。
 まずは、旅の準備をするために立ち寄ったコロールの街から出た直後、街周辺をうろついていたミノタウロスロードに襲われ、いきなり二人とも倒された。Jerall山脈では、Sancre Torの遺跡群に迷い込んだ際、この遺跡郡に巣くっていたアンデッドの群れとの戦いで数えきれないぐらい倒され・・・・。なんかもう散々である。
 そしてとどめはブルーマ西部で発見したOblivion Gate内での出来事だろう。
 このOblivion Gateを閉じなければ、Kvatch同様、Daedraによってブルーマの街が襲われるのではないかと思った俺は、Martin皇子とJauffreの二人を引き連れたままOblivion Gateに突入した。
 ゲート内でDaedra相手に戦い始めたところまではよかったのだが、途中でMartin皇子とJauffreは溶岩の海へ転落し、焼け死んでしまう。しかし、そこは根性のある二人。気合で復活するのだが、復活した場所が溶岩の中であるために、即死亡。死んでは生き返り、生き返っては死ぬという、いわゆるハマリ状態に陥ってしまった。
 そんな二人を助ける術もなく、俺は一人でゲートを閉じるための孤独な戦いを続けた。そして、俺がゲートを閉じて元の世界へ戻るのと同時に、溶岩の海でもがき苦しんでいた二人も元の世界へと弾き出され、九死に一生を得る。
 九死どころか数十死はしていただろうが、まあ助かったのだからいいじゃないって感じで旅を再開した俺たち。これ以降、Martin皇子が口を利いてくれなくなった気がするが、特に問題はないだろう。

■暗殺者ギルドからの誘い

 ブルーマ西のOblivion Gateを閉じた後、レベルアップの為にブルーマの街へ立ち寄り、宿をとる。
 深夜1時を回った頃だろうか。人の気配を感じて目を覚ますと、ベッドの脇に黒いローブ姿の怪しげな男が立っているではないか。その男は俺に向かい「殺人者になってから一段とぐっすり寝れるようになったのではないかね?」と言ってきた。
 俺が殺人者?この男は一体何を言っているのだろう。

 男はLucien Lachanceと名乗り、暗殺者ギルド『Dark Brotherhood』の演説者であると自己紹介した。
 話を聞いてみると、彼は俺をそのDark Brotherhoodという組織に勧誘しにきたようだ。また、俺を勧誘した理由を尋ねると、俺が人を殺めたからだと彼はいう。
 そして、彼は一本の短剣(Blade of Woe)を俺に手渡すと、「組織に加わる気があるのならば、この短剣でInn of Ill OmenにいるRufioを殺してこい。宿はBravilの北、The Green Road沿いにある。お前が組織に加わる日を楽しみにしているぞ」と一方的に告げ、そして去っていった。

 ≪Quest - A Knife in the Dark≫

 暗殺者ギルドか。なんか厄介なところに目を着けられてしまったな。それにしても、俺はいつ人を殺したのだろう。BanditやMarauderを退治したから、という理由ではいまさらだ。となると、先日、スキングラッドでヴァンパイアハンターたちを殺害したのが誘われた要因だろうか。
 まあ、誘われた理由はなんにせよ、彼らの組織に加わらなくてはいけない理由はない。しばらくは態度を保留し、彼らの出方をうかがうことにした。

■Cloud Ruler Temple

 夜明けと同時にブルーマの街の北門を出発し、そのまま北上する。
 ブルーマからそう離れてはいない山の頂上に、The Bladeの本拠地であるCloud Ruler Temleはあった。

 正門を抜け、寺院へと続く長い階段を上ると、寺院前の広場にThe Bladeのメンバーたちが2列に分かれて整列していた。
 Martin皇子とJauffreはその列の間を進んで行くと、やがて寺院の前で立ち止まり、The Bladeメンバーのほうを振り返る。そして、JauffreがMartin皇子を紹介した後に、Martin皇子がThe Bladeのメンバーに向けて自己紹介を兼ねた挨拶をはじめた。
 俺はその様子をThe Bladeメンバーの隊列の後ろから見守る。

 Martin皇子の挨拶が終わった後、最後にJauffreが号令をかけて簡易式典は終了。これでようやく肩の荷が下りたというものだ。あとはThe Bladeの方々に任せておけばいい。

 ≪Quest - Weynon Priory - Complete≫

 簡易式典が終わった後、Martin皇子が小声で話しかけてきた。
 彼はThe Bladeのメンバー達から敬礼されたり歓呼されたりすることに対して少し戸惑っているようで、彼らの期待に答えるためにはどうすればいいのか悩んでいると、その苦しい胸の内を打ち明けられた。
 無理もない。つい先日までは一介の修道士にすぎなかった彼が、急に皇帝の後継者だと言われて担ぎ出された挙句、今度は国を陰から脅かすカルト集団を相手に戦いの舵取りを求められているのだから。
 そんな彼に、俺は、まず失われたアミュレットを奪還すること、そして、なにより貴方が皇帝として名乗りを上げることこそ彼らが最も望んでいることだ、と助言する。もっとも、俺が言うまでもなく、彼はそのことを十分承知していたようだが。
「たしかに。いろいろやるべきことはあるが、まずはアミュレットを奪還しなくては。Jauffreならば何から始めればいいか知っていると思うよ。」
 彼はそう言い残すと、寺院の中へと消えていった。

 ってあれ?今さりげなくJauffreから話を聞いてアミュレットの奪還して来いって言われたような。ははは、まさかね・・・。

 ≪Quest - The Path of Dawn≫

 Jauffreの元に別れの挨拶をしに行くと、彼から「The Bladeに加わらないか?」と誘われる。

「お断りだわ、これ以上あなた達なんかと係わり合いたくないの。でも、もう係わっちゃったから手遅れかしら。仕方ないわね、入ってやってもいいわよ。それにほら、あなた達ってちょっと頼りないじゃない?私がいないと駄目っていうか。えっ?誰もあんた達の心配なんてしてないわよっ。もう、知らないっ」
 と、暑さのために変な妄想をし始めたので、The Bladeに加わった。
 だめだ、理由付けまでおかしい。今日はもう休もう。

■日記更新停止のお知らせ

 さて、ねこにゃんダンスの衝撃から一夜明け、明日7月13日はペルソナ3の発売日。世間一般には評判の悪い、けれど俺は大好きなペルソナシリーズの最新作が満を持して(?)発売されます。気分転換も兼ねてしばらくはそちらをプレイしようと思うので、その間日記の更新が止まります。
 ペルソナ3は1週間もあればクリアできるでしょうから、続きはその後ということで。せっかく英訳のコツも掴めてきたことですし。

 以上、このぐだぐだ文章を読んでくれる奇特な方へのお知らせでした。

 しかし、日記を書きながらとはいえ、2ヶ月かかってもクリアできないとは・・・。

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