検証：伝説の冒険者の出現条件

■出現はゲームクリア後から

　一周目（STORY）、二周目（CLASSIC）のプレイともに伝説の冒険者がトレード相手として現れたのはゲームクリア後からでした。伝説の冒険者が持つグリモアの付加効果の強さの観点から言ってもゲームクリア後からというのは妥当だと思われます。

■街の開発状況は影響しない

　二周目のプレイですが、南区、東区、西区のみ解放済みでいずれもRank1-4までしか開発していない状態でしたが、伝説の冒険者は現れました。

■GUESTなしでも現れる

　各地区のクラスギルドに宣伝せず、GUESTがいない時でも伝説の冒険者はあらわれました。

■売り上げは直接関係しない

　１万そこそこの売上で現れた時もあれば10万以上の売上で現れないこともある。 （下の表を参照）

■連続で現れない？

　○×○×○×・・・と１回おきに出現したことはあるが、連続で現れたことはない。

　上表のデータ採取中は美食王や祭りを避けて宣伝効果を行ったため、一度の売上で10万を超えたことはありません。

　まずはどのタイミングでトレード相手が決定するのかを調べてみました。
　この時の宣伝計画は、南区、東区、北区で実行。クラスギルドへの宣伝は北区のバードにのみ行っています。

■その１：街に戻り「宣伝計画の結果を確認できます」と出た状態でセーブ

　この状態から迷宮に潜る→数回戦闘→街に戻り確認と繰り返したが、宣伝効果の売上、トレード相手、トレード相手の所持グリモア、全て変わりなし。

■その２：迷宮内の樹海磁軸でセーブ

　樹海磁軸でセーブしたデータを読み込んでは数回戦闘→街に戻り確認と繰り返したが、これも変化なし。

■その３：宣伝計画を立てた時点でセーブ

　これもやはり変化なし。

■その４：【３】で立てた宣伝計画を一度削除し、同じ内容で立て直す

　売上に変化あり。トレード相手も一部に変化が生じた。
　まずゲスト枠だが、伴奏・支援・属性バードは毎回出現し、所持スキル等に変化なし。未熟バードと引退バードは出現したりしなかったりだが、所持スキル等は２〜３パターンで固定。
　ゲスト枠以外のトレード相手はファフニール、ハイランダー、ソードマン、ペット、ドクトルマグスなどが出現。所持スキルは固定。
　何度か繰り返した結果を見る限りでは、出現するトレード相手（所持スキル含む）の組み合わせは４〜５パターンで決まっているもよう。

■その５：【３】で立てた宣伝計画を一度削除し、樹海で数回戦闘を行った後、別の計画を立て直す

　計画を一度削除し、樹海で数回戦闘を行うことで各地区の景気や出現中の客層を変え、バード（北区）に提供する料理だけ同じにしてみた。
　これならばガラッと変わるだろうだろう・・・と思ったら全く同じ結果に。もう前回の宣伝計画が終わった時点で次に出現するトレード相手は決まっているのか？

■その６：【４】からバード（北区）に提供する料理だけ変更

　バード（北区）に提供する料理を「黒獣のお吸い物」から別の好みに変更。
　「サイ肉のとろとろシチュー」を提供した時はゲスト枠の支援・属性バードの所持スキルに変化が現れたが、「カニの樹海茶漬け」を提供した時は変化が発生しなかった。
　これはお吸い物や茶漬けを提供した時の客数が24〜28人なのに対し、シチューを提供した時の客数が41〜44人なことから、客数の違いで変化が生じた可能性が高い。

■その７：【４】から宣伝順だけ変更

　宣伝スロット１:南区、２：東区、３：北区としてきたものを、１：北区、２：南区、３：東区と変更し、違いがでるかを一応確認。
　結果は変わらず。

■その８：【４】からバード（北区）以外に提供する料理を変更

　バード（北区）に提供する料理はそのままで、南区（ソードマン）と東区（メディック）に提供する料理を好みの料理に変更。
　ソードマンとメディックがトレード相手に現れたが、バードの所持スキルなどに変化はなし。

■その９：【４】から北区以外の提供地域を変更

　バード（北区）に提供する料理はそのままで、残る２つの宣伝枠を南区と東区から中央区と街外れに変更。
　バードにはこれまでと同様に「黒獣のお吸い物」を提供したが、客数が34人に増えたせいか、バードゲストの所持スキルに変化がでた。

■ここまでのまとめ

• 【４】と【５】から推測するに、前回の宣伝計画が終了した時点ですでに次のトレード相手と所持スキルのパターンは決まっている可能性が高い。
• 客数に応じてトレード相手の所持スキルのパターンが変化する可能性が高い。

　検証１において、宣伝計画完了時点で次のトレード相手などが決まっている可能性が出てきた。これを追検証するために、宣伝計画終了前にセーブしておき、そこから新たに宣伝計画を立ててトレード相手などに変化が生じるかを調べてみた。

■その１：樹海磁軸でセーブしておき、街で計画結果確認後、新規計画を立てる

　宣伝計画終了直前に樹海磁軸でセーブ。これを読み込み、街で計画結果を確認後、新たな宣伝計画を立てる、を繰り返し、トレード相手の所持スキルが変化するかを調べた。
　これだと同じ客に同じ料理を提供し、同じぐらいの売上数だったとしても所持スキルがガラリと変わる。また本題である伝説の冒険者も出たり出なかったりする。

■その２：【１】で新規計画を立てた後にセーブし、メニューを変えて試行錯誤

　【１】で新規計画を立てた直後にセーブ。その後、検証１のように全く同じ客に同じメニューを提供してみたり、全く違うメニューを提供したりしてみた。
　同じメニューを提供した時は検証１のようにトレード相手も所持スキルも同じになる。これによりトレード相手と所持スキルのパターンは１つ前の宣伝計画完了時に決まるという仮説の裏付けがとれた。

■その３：伝説の冒険者確定データで結果確認前に戦闘を挟むとどうなるか

　幸いにも樹海磁軸でセーブしたデータで、データ読み込み→そのまま街に帰って結果確認→新たな宣伝計画を立てると、変なメニューを提供しない限りは伝説の冒険者が現れるものを確保できた。
　このデータを利用し、街に戻る前に戦闘を行うとどうなるかを数回試したところ、伝説の冒険者は現れなくなった。
　これらのことから推測すると、伝説の冒険者が来る来ないの抽選は、「宣伝計画完了時」と「宣伝計画実行から結果確認までの間に戦闘を行った時」に行われるのではないだろうか。

　伝説の冒険者の出現が確定しているセーブデータがあるので、これを基にいろいろと実験してみることにした。この時の街の状況は下の表を参照のこと。

　伝説の冒険者の出現が確定しているセーブデータで、宣伝計画を一度全て削除し、迷宮内で数回戦闘。街の景気と出現客を変えても伝説の冒険者は現れるか。

　十数回試したが伝説の冒険者は一向に現れず。出現フラグは消滅したものと思われる。

1. 料理店で宣伝計画を立てる。
   • 次回の宣伝計画で出現するトレード相手と所持スキルの組み合わせパターンが決まる。
   • 次回の宣伝計画で伝説の冒険者の出る出ないが決まる。
   • 宣伝地区と提供する料理の組み合わせにより、次回の宣伝計画で適用されるトレード相手のパターンが決まる。
2. 迷宮内で時間を経過させる。
   • この間、戦闘を完了させるたびに次回の宣伝計画で伝説の冒険者が出現するか否かの再抽選が行われる。
3. 街に戻り、宣伝計画の結果を確認する。
4. 【１】に戻る。

※伝説の冒険者の出現判定は、現在実行中の宣伝計画ではなく、次回の宣伝計画に反映される点に注意。

• ゲームクリア後から出現。
• 出現条件はランダム。
  まず、宣伝計画開始時に次回の宣伝計画で出現するトレード相手と所持スキルのパターン、そして伝説の冒険者の出る出ないが決まる。そして、現在実行中の宣伝計画を完了させるまでの間に戦闘を行う度に伝説の冒険者の出る出ないが再抽選される。
• ２つ以上の地区で宣伝計画を成功させる。（１地区では出現しない可能性あり）
  ＢＡＤだった地区は宣伝していないものとみなされる。

• 宣伝計画を成功させた地区に拠点を持つクラスの冒険者が現れる。
  １地区につき１クラス。最大で３名の伝説の冒険者を呼ぶことが可能。
  
• 宣伝地区と提供する料理の組み合わせによりクラスが変化する。