村の一日
「うわああああああああぁああああああああ。」
朝6時になるのと同時に村長の悲鳴が村中に轟く。
原因はこれだ。
(c) 2012 Nintendo
誰だよ、はじめって! くそが、くそタヌキが!
ご存じの通り、10人目の村人は、すれちがいで引っ越してくるか、もしくはキャンプ場で誘わなければ引っ越してこない。
昨日、うちのヤマトが引っ越して村人の数が9人になってからは誰ともすれちがっていないのだが、それが引っ越してきた。となると、このはじめという奴はそれ以前のすれちがいで私の村に侵入していたということになる。村人が9人以下の状態ですれちがった場合にのみ新住人がやってくると思っていたが、これはやられた。
しかし、この一瞬の隙を突いて家を建てるとは、タヌキの方が一枚上手だったということか。くそっ。
庭園作りの夢は大きく遠のいたが、被害はゆきだるま(兄)1体と花1本で済んだ。
これからは油断せずにタヌキ対策をより強化していきたい。そして、はじめくんとやらには悪いが、早急に立ち退いてもらうよう全力で当たりたい。
朝からタヌキの襲撃を受けて少しへこんだが、気持ちを切り替えていこう。
そう思っていた矢先に、私に追い打ちがかけられる。
Rカパのフリーマーケットスペースに見覚えのある家具が並んでいた。
(c) 2012 Nintendo
こ、これは、昨日私がしのぶさんに誕生日プレゼントとして渡した壁掛けのあんどんじゃないか。
夕方のニュースバラエティー番組の特集で貰ったプレゼントを即座に質入れする現金なねーちゃんの姿を見たことがあるが、まさか自分がそれをやられるとは思わなかった。しかも、このほのぼの村生活で。
狭い村で質屋はここしかないんだから少しは気を使ってくださいよ、しのぶさん・・・。
ブーケちゃんから部屋に合うインテリアを持ってきてと頼まれたので猫足バスタブ(リメイク済)を持っていくと、お礼に写真をもらった。ブーケちゃんから写真を貰うのはこれで二度目だ。
(c) 2012 Nintendo
ブーケちゃんマジ天使。誕生日プレゼントを質入れするどこかの鶴とは大違い。