魔法使いの行動調査

■魔法使いの行動調査#1

 癒し手のトムフォースさんの勧誘は一旦置いておいて、一足先にパーティーに加わった魔術師のツネイルと共にダンジョンへ向かう。魔法使いをパーティーに加えるのは初めてということもあり、どんな魔法を使うのか、その威力はいかほどか、確認しておきたい。

 ツネイルの行動を観察。
 使う魔法は、炎の光線、氷の矢の2種類。フィートポイントが3から4に上がった頃から雷の手も使い始めた。威力の強い弱いはわからないが、物理が効きにくい奴らをサクッと倒してくれるのでありがたい。私が魔法を使う手間が省ける。
 近接武器として杖を持たせてはいるが敵と殴り合う気はないもよう。遠隔攻撃クラスのようにターゲットとの距離を開けるように行動する。その結果、ターゲットとは別の敵に近づいて殴られることがあるため、その点には少し気を使わないといけない。

 ツネイルは仲間にしたばかりでフィートポイントが低く、また、装備品を整えていないこともあり、敵に殴られると簡単にやられてしまう。しかし、戦士のコーシーが敵の攻撃を引き付けてくれるおかげでなんとかなっている。意外とパーティープレイしてる感があって楽しい。

 ただし、大きな問題が1つ。



 炎の光線によるフレンドリーファイアでアイテム壊されまくり。ほんと勘弁してほしい。

 ツネイルは、敵との射線上に味方がいようがいまいがお構いなしに魔法をぶっぱなすため、こちらの方で射線上から避けないといけない。そのため、途中から敵とツネイルの位置を確認しながら戦わなくてはならず、非常に気を使う探索となった。

 このままだといずれ挑むであろうドラゴンの炎の前に味方の炎でアイテムを焼き尽くされてしまう。対策をとらなくては。

■裁縫スキルの強化#1

 たしか魔法使いのスキルで味方のアイテムを壊しにくくするものがあった気がする。しかし、ツネイルのスキルが育つまで待っているわけにはいけない。やはり耐熱ブランケットを常備してツネイルのフレンドリーファイアに備えるのが良いだろう。そうなるとこれを量産できるように裁縫スキルの腕を磨いておきたい。

 裁縫スキルを鍛えるとなると、まずはトレイナーのところへ行って潜在ブーストをかけてもらわなくては。
 ヴェルニースの最寄りの街で裁縫スキルを特訓できるのはバルミアということでバルミアへ出発。各製作スキルの潜在を+100まで上げる。そして、せっかくバルミアまで来たのだからと、お土産代わりに徴収チケット1枚でもらえる電子レンジをいただく。


 消費電力50MW。持ち帰っても使えないと知った時の虚しさ。いつか使えるようになるその日までBOXの中でお眠り。

■裁縫スキルの強化#2

 ヴェルンド工房に帰還。
 現在の裁縫スキルは5。裁縫の基本となる生地すら満足に作れない状態。そこで、まずは紡績機でひたすら糸を紡いで裁縫スキルを上げていく。

 初めのうちはウールの個数が1つずつ減っていく様を眺めていたが、スキルレベルが低いせいか、そこそこ時間がかかる。ウール50個を糸にするのに2分程度か。やがて繊維を機械にセットしたら離席して他の事をやり、戻ってきては別の繊維をセットしてまた離席。そんなことを繰り返していた。
 その結果


 あやうく過労死寸前。これで繊維の在庫が残っていたら糸を紡ぐ作業で自分の命の糸を断ち切っていたところだった。
 でも、まあ、この糸紡ぎ作業もあって裁縫スキルは5から9までアップ。生地も耐熱ブランケットも粗悪品ではなくちゃんとした物を作れるようになった。

 この後、かまどで丸太を木炭にして、生地を木炭を素材に耐熱ブランケットを作製。


 耐熱ブランケットの右下の数値は炎からアイテムの破壊を守ってくれる回数だと思う。試しに計10回分の耐熱ブランケットをパーティーメンバーに持たせておいた。これで少し様子を見るとしよう。

 それはそうと、耐冷ブランケットに用いる塊(氷)。これはどこで手に入るのだろう。


 ぱっと思いつくのは冬場に凍った池や川の氷をスコップで掘ることだが、試そうにも今は4月。冬は終わったばかり。それに、前に試した時は雪玉が採れた覚えがあるが、うーん。
 雪玉を石うずで引いてみることも試したが、分類がポーションだけに空き瓶が出来ただけだった。

■楽しいワンド製作

 工房にいるついでにツネイル用にワンドを作ってあげようと考えた私。ここでワンド作りが意外と面白いことに気づく。


 昔作った時は追加効果は無かったはずだが、木工のレベルがあがったせいか、追加効果が付くようになっていた。
 この追加効果がワンドを作る度に変化するので作っていて面白い。もっと違う効果を、もっと威力が高いものをとワンドを作り続け、気分はすっかり魔道具職人。

 なお、同じ素材を用いても付与される追加効果は異なることから、この部分はランダムだと思われる。現在のスキルレベルだと、神経・幻惑・毒・暗黒・酸の5属性の追加ダメージが付くことが多く、火炎・冷気・電撃の追加ダメージが付くことは稀だった。

 このワンドを藁人形に使うことで魔道具と詠唱のスキルを上げることが可能。また、ワンドを使用するとマナを消費するため、休憩や瞑想の練習にもなる。


 これまで魔道具のスキル上げには魔法杖を使っていたがもったいないことをした。詠唱スキルもワンドを使えば魔法の使用回数を減らさずに練習できる。
 なるほど、説明文にあるように魔法使い見習いにはぴったりな練習道具と言える。それだけにダメージは少々物足りない。実戦で使うとしたら状態異常付着を目的として使うのが良いのかもしれない。

■魔法使いの行動調査#2

 ワンドを作ったのは良いが果たしてツネイルは使ってくれるだろうか。そして、ついでに魔法書を渡したら読んで魔法を覚えてくれるだろうか。
 それを確かめるためにツネイルにワンドを1本と魔法書を呪文別に各1冊ずつ渡して様子をみる。


 まずワンドだが使ってくれる。その代わりに魔法を使う頻度が多少落ちる。魔法とワンドを敵に応じて使い分けているかは不明。
 魔法だけ使ってもらいたい場合は、ワンドは渡さない方が良いだろう。

 次に追加効果が異なるワンドを複数渡した場合、敵に応じてワンドを使い分けてくれるかを実験。
 結果は、使い分けずにいずれか1本だけをずっと使用する。そして、使わないワンドは共有BOXに放り込む。魔法使いにワンドを渡すのであれば使ってもらいたいワンドを1本だけ渡せば良い。

 最後に魔法書だが、バックパックから消えた。しかし、読んだかどうかは不明。


 消えた魔法書の代わりにバックパック内に現れた1Kオレン。もしかして、お前、売ったのか?

 少なくともツネイルは渡した魔法書の呪文を使わない。このことからNPCに魔法書を渡しても呪文を覚えることはないと考えられる。
 NPCが魔法を覚えるのは、おそらくフィートポイントが上がったタイミング。雷の手は、最初は使っていなかったが、フィートポイントが3から4に上がった後から使い始めた。もちろん雷の手の魔法書は渡していない。

 魔法使いの仲間ができた時のために集めておいた魔法書、売っちゃおうっと。

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