エーテル病の治療法を求めて(2)

■旅は続く

 ヨウィンを後にした私は、北東方面を目指して街道を進む。しかし、ヨウィンのすぐ東にある吊り橋を渡った先でモンスターの襲撃を受け、相棒の雪プチが逝ってしまった。
 この場所の危険度を調べてみると、街道にも関わらず危険度は6。このまま先へ進んでも大丈夫なのかと不安になってくる。

 しばらく進むと街道の先に高い城壁が見えてきた。
 あの城壁には見覚えがある。あれは私がポート・カブール方面を旅した時に見た最後の景色。


 あの時は餓死して辿り着けなかったが、今回は無事に辿り着くことができた。


■バルミアの街#1

 バルミア王国の王都バルミア。
 一言で言うと広い。とにかく広い。ミシリアの街が2つぐらい入るんじゃないかってぐらい広い。ここまで広いと自分で街を散策するのも面倒になる。
 私はそこら辺にいるガードに声をかけて街を案内してもらうことにした。

 まず案内してもらったのはトレーナー。


 この街では製作系のスキルを教えてもらえるようで、ここで私は鍛冶を教えてもらった。習得しておけばスキルが育つ日も来るだろう。

 続いて鍛冶屋に案内してもらう。
 さすがに王都の鍛冶屋だけあって高価な品が並んでいる。その中でも気になったのがシルクの魔法帽。


 「アイテムを盗まれなくする」効果があるということはアイテムを盗むやつがいるということ。そんな奴と遭遇する前に欲しいが、今は手持ちがない。次に来た時も売っているだろうか。

 あとは、市長代理のノーラから「マザー禁止区」と「給与振込」のポリシーを購入。この2つは100%値引きで実質無料だったので購入しておいた。
 他に弓やクロスボウの矢のレシピも売られていたが、購入には金塊ではなく評価が必要。金塊は何処でも使えるわけではないようだ。

■バルミアの街#2

 バルミアの街を歩いていると目にするのがクポクポ言いそうなマスコットキャラたち。


 このマスコットキャラに話しかけるとカジノのチップを売ってもらえる。

 このカジノのチップ、どこで使えるのかと探していると、それらしき建物を発見。


 バニー姿の女性はいるが肝心の遊具が見当たらない。この金色のサイコロがそうなのだろうか。
 サイコロに近づき、どうやって使うのかと調べていると、不意に別の場所へと飛ばされた。


 やたらにぎやかな場所だが、ここは一体・・・?

■フォーチュンベル#1

 ついさっきまでいたバルミアの街中もかなり広かったが、ここもそれなりに広い。なにより人が多い。多すぎる。
 初めのうちは人混みを縫いながら自分の足で歩きまわっていたが、何処に誰がいるのかさっぱりわからない。いちいちターゲットして名前を確認するのもうんざりしてきた。
 そこでマスコットキャラに案内してもらおうと話しかけると、案内先に「カジノの受付嬢」の文字が。この人ならここの事を教えてくれるかもしれないと案内してもらう。

 カジノの受付嬢フレアデスタンの話によれば、ここは世界で唯一の飛空艇カジノ「フォーチュンベル」というらしい。クポクポ言いそうなマスコットキャラといい、飛空艇カジノといい、最後の空想物語 六之巻を連想してしまうのは私だけだろうか。

 ついでにフレアデスタンにカジノの景品を見せてもらう。


 なんか、あー、あー、という言葉にならない声しか出てこない。どれもこれも高級品ばかりだ。
 その中でも一番、あー、ってなったのが


 あー。

 なお、もっとも交換レートが高かった品物はヘカトンケイルの抱き枕・・・じゃなかった、エヘカトルの抱き枕。カジノチップ 40,000枚也。

■フォーチュンベル#2

 せっかくなので少し遊んでいこうかとカジノチップを20枚ほど購入。
 カジノではカードゲームとスロットマシンで遊べるようだ。カードゲームの方は、説明が全くないのでわからないが、ブラックジャックと思われる。

 私は1台のスロットマシンの前に座り、さっそく打ち始めたのだが


 これが全然当たらないんだ、また。一番安いチェリーすら当たらない。
 左と中央のレールは目押しできないこともないが、右のレールは何これ。同じ模様が5〜6個続いて流れていくんだけど。それでいて実際に止まると模様がバラバラ。明らかにやってる。

 今回の旅の目的であるエーテル病の治療。その手段としてカジノでギャンブルをする。方法としては無しではないが、そのためにはエーテル病に冒された上に無一文になるという哀れな結末を覚悟しなくてはいけない。
 もっとまっとうな治療方法を探そう。そう心に誓うもちこちきんであった。

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