<ルーク>襲来

■農園の作り直し

 昨日失敗した農園を作り直した。


 昨日の反省を活かして畑の立札2つ分の土地(5x5x2)を1つ分の土地に縮小。そして、空いたスペースに家畜牧場を作った。

 最初は畑と柵をぴったりくっつけていた。しかし、それだと収穫時に誤って柵を破壊してしまうことがあり、ややイライラ。そこで畑の周囲に1マスほど余裕をつくるように柵を設置。そのスペースの一角に肥料箱と種用のコンテナを設置した。

 このコンテナに住人が収穫した野菜を入れてくれるのは良いのだが、私が気づいた時には腐っていることが多いのが悩みの種。前にフィアマからもらったクーラーボックスがもう1つ欲しい。なによりそれより、柵用の扉が欲しい。はやくこの変な見た目から解放されたい。

■ギザルメ死す#1

 拠点の整備をせっせと行っていた時のこと。「死亡:秘書のギザルメ」の一報が突如として入った。
 これが戦闘力の低いロイテルやガブインなら「ああ、またか」で終わる話だが、戦闘力がそれなりにあるギザルメがやられたとなると話は別。一体何にやられたんだと、彼女がいたであろう仕事場へ向かった。

 ギザルメの仕事場に到着すると、建物の入口前にインプ(いい勝負)がふわふわと飛んでいた。
 この世界において「いい勝負」は「戦ったら負け」を意味する。これまで何度「いい勝負なら倒せるかも」と錯覚して勝負を挑み、やられてきたことか。

 さて、それではこのインプをどう処分するかだが、うちの拠点では強い敵が出現したらエイシュガルド達のところまで連れて行って倒してもらうのがセオリー。今回も少し離れたところからインプを弓矢で攻撃して反応させ、エイシュガルド達のところへ誘導。さくっと倒してもらう。

 エイシュガルドとフィアマの二人は、わが拠点の用心棒。これからもお願いします、先生方。

■ギザルメ死す#2

 インプを駆除した後、念のために彼女の仕事場となっている建物に入る。するとそこには、雷雲の魔物、放電雲(いい勝負)がふわふわと浮いていた。敵は1体ではなかったのだ。
 今度もエイシュガルド達のところへ連れて行こうとしたのだが、なにやら引っかかっているのか、建物から出てこない。仕方ない、私がやるかと覚悟を決める。

 敵は雲、雲は気体、気体なら物理は効かないと判断。雷雲だけに雷の魔法も効かないだろう。イメージだと炎に弱そうだが、炎の魔法である炎の手は敵と隣接しないと使えない。でも近づきたくはない。そうなると・・・

 私は少し離れたところから氷の矢で放電雲を攻撃。なんとかダメージは入っているようだ。しかし、向こうも負けじと雷の光線でこちらを攻撃してくる。
 氷と雷の撃ち合い。
 この戦いを制したのはもちろん私。魔法の撃ち合いに勝ったというより包帯の回復力のおかげで勝ったようなものだったが。

 なお、雲は気体じゃないよ? なんて野暮な突っ込みは受け付けません。

■ギザルメ死す#3

 放電雲と戦いを終えた後、改めて室内を見渡すと、壁際に見たことのない木彫りの像が置かれていた。少なくとも私は置いた覚えがない。
 これは何だとターゲットを合せると、赤文字で<ルーク>(いい勝負)。まさかの3匹目のモンスター。こいつが放電雲との戦闘中に乱入してきていたら私は負けていただろう。反応が鈍いモンスターで助かった。

 私は少し離れたところから<ルーク>の様子を伺うも敵は動く気配がない。恐る恐る近づいてみたがやはり動かない。こいつ実は無害?
 でもこのままここに置いておくのも怖いので少し離れたところから氷の矢を打ち込んで攻撃。すると、次の瞬間死んだ。私が。何が起こったのかわからない。一瞬でやられた。こういう時にログを確認するクセをつけておかないといけないと常々思う。

 仕方ないので死体回収へ。死体回収後、建物から出たところで死んだ。また謎の攻撃で即死したようだ。
 その後、再び死体回収へ行くと<ルーク>は建物の外に出てきていた。こうなったらエイシュガルド達に倒してもらうしかないと誘導を試みる。

 誘導、死亡、誘導、死亡を繰り返しながら徐々に街の中心部へ。数マスごとにポンポン建っていく私の墓石。だが、いまは死体回収をしている場合ではない。

 そして、なんとか街の中心部まで<ルーク>を誘い出した時のこと。
 運悪くそこに居合わせた花売りの少女トミノフが<ルーク>に反応して迎撃せんと動き出した。


 可愛そうだけど死んだなあとコンテナの裏に隠れて様子をうかがう私。トミノフはというと、<ルーク>に対して何かをヒュンヒュンと投げまくって応戦している。
 やがて、


 粉々に砕け散る<ルーク>。まさかまさかの展開。この子、そんなに強かったの? と、びっくり。最後の幻想物語七の花売りさんといい、花売りの少女達の秘めた力は計り知れない。

 なお、トミノフちゃんは住人ではない。ゲストでもない。序盤に段ボールで送られてきて、そのままうちの拠点に居付いた人。もしかしたらこれまでも人知れず拠点を守ってくれていたのかもしれない。

■その後

 今回の襲撃。ギザルメ一人ではなくツネイルと二人で応戦していたらなんとかなったのではないか。
 そう考えた私は、ギザルメとツネイルの仕事場を区切る壁を撤去し、3部屋だったものを2部屋に改築した。


 部屋をくっつけた途端、何が珍しかったのか、お客(ゲスト)がなだれ込んできてこのありさま。まあ、翌日にはいなくなったけど。

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