樹海に生息する大型モンスターの捜索

 再び未開の樹海へ足を運ぶことになった。
 今回の探索は大型モンスターの発見が第一目的。ターゲットは宿敵イャンクック。ここで奴をぶっ倒して9年越しの宿願を今こそ果たしてやる!

 樹海へ出発する前に砥石と採集道具を補充。ちゃんと前回の反省を活かす俺イカス。ついでにイャンクック戦で役立ちそうなアイテムを適当に見繕う。
 ハンターノートによるとイャンクックは音に弱いとある。たしか大きな音を出す爆弾のようなアイテムがあった覚えがあるが、うーん、残念ながら雑貨屋には置いていないようだ。手元の調合リストにもそれらしきものは見あたらない。
 とりあえず準備はこれでいいかと樹海に向けて出発した。

 樹海に降り立ち、2つめのエリアで上空を旋回する怪鳥イャンクックを発見。いまさらながら奴が空を飛べることに驚く。
 やがてイャンクックは地上に舞い降りるとその場にいたクンチュウをモシャリと口に放り込んでは次々と丸呑みしていく。
 奴が食事に夢中になっている今が好機。私は剣を抜くと無警戒の背中を目がけて駆けだした。

 イャンクックは、その風貌から怪鳥と呼ばれているが、れっきとした飛竜の一種。口から火も吐けば(さっき知ったが)空も飛ぶ。エリマキトカゲのように走り出したかと思うと、口から火球を乱雑に吐き出しながら突撃してくるユニークな、いや、恐ろしい奴だ。
 突撃&火球は直線的な攻撃なので何とか回避できるのだが、何より私を苦しめたのは尻尾による打撃。奴が方向転換する際に体をグルンと回転すると当然のごとく尻尾も回転する。この時、尻尾の回転範囲内にいると思いっきりひっぱたかれて体力を大幅に失う。頭ではわかっているのだが、これが思うように避けられず、窮地に追いやられることもしばしばあった。

 良い感じでイャンクックにダメージを与えてきた私だが、ここで重大な過ちに気づく。荷物袋の中に回復薬が入っていないことに。
 手元にはキャンプポイントで入手した応急薬2つと他に薬草が3つ。これまでのクエストは支給品の応急薬だけでこと足りていたが、奴を相手にするには全然足りない。
 案の定回復手段を失った私は、体力が残り20%をきったところで隣のエリアに逃げ込んだ。

 自分のハンターとしての未熟さを痛感し、とぼとぼと歩いていると、放置されている荷物を発見。すがる気持ちでその荷物を漁ると、中から応急薬グレート1つと応急薬4つが出てきた。
 戦える、これでまた戦える!!
 体力を回復し、再びイャンクックの元へ。

 応急薬を手に入れたとはいえ、その数は少ない。大きなダメージを受ければまた逃げ出すはめになる。注意すべきは奴の回転尻尾攻撃。あれをどうにかしなくては勝機は見えない。
 そこで私のとった戦法は、右(左)斜め45°から攻撃するというもの。正面にいるとしゃくれたアゴでこづかれる。背後や側部にいると尻尾で叩かれる。ならば斜め前から攻撃すればいいじゃない。そんな安易な考えではあったが、これが思いのほか有効で、奴の回転尻尾攻撃を受けることがなくなった。

 逃げ出したイャンクックを今度は逆に追いかけまわす。
 奴が体力回復のために眠りについたところを襲撃し、あと一歩で倒せるというところまで追い詰めたのだが、奴は大空高く飛び上がるといずこかへと消えていった。
 これは勝利と言ってもいいのではないですか? だめですか、わかりました。
 次こそはきっちりトドメを刺してやると心に誓い、樹海を後にした。

 イャンクックには逃げられたが、戦闘中に奴が落とした「怪鳥の鱗」を持ち帰ったため、評価は上々。希少生態環境発見確率も3にアップし、イャンクックとアルセルタスが探索時に出現するようになった。

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