クエスト:ゲリョスを狩猟せよ!(★3)
船の素材を入手するべくゲリョスを狩りに地底洞窟へ向かった。
ハンターノートによるとゲリョスは毒性の汚物を吐き出すとあるので、雑貨屋で解毒草を購入し、解毒薬を作ってある。準備に抜かりはない。
地底洞窟を歩くこと数分。大きな柱が立ち並ぶ狭い方の採掘場(エリア3)でゲリョスを発見した。
この前のテツカブラ討伐戦において、この場所でテツカブラと壁との間に挟まれて思うように動けず苦戦した嫌な記憶が蘇る。
早くもやる気満々なゲリョスは私を見つけるなり勢いよく突っ込んできた。ただ、あまりにも勢いが強かったのか、私の横を駆け抜けていったかと思うとそのまま柱を駆け上がり天井に到達。当然のごとく地上に落下して・・・あれ? 死んだ?
確認するために警戒しながらゲリョスに近づく。そして、ゲリョスの死体まであと一歩というところまできた次の瞬間、ゲリョスは勢いよく飛び起き、クチバシをつき出して攻撃してきた。それを間一髪のところで避ける。
死んだふりをするとは、なんとも姑息なモンスターだ。
こちらを嘲笑するかのような鳴き声を上げるゲリョス。お灸を据えてやらねばなるまい。
いつも通りにオトモアイルーを囮にし、ゲリョスの背後から攻撃しようとすると、何かに横から勢いよく叩かれた。不意を突かれ倒れ込む私。だが、周囲に他のモンスターの姿はない。気を取り直してもう一度背後から近付くと、再び何かに叩かれた。
よくよく見てみれば、短かったゲリョスの尻尾がグンと伸びたかと思うと、その尻尾がまるで鞭のようにヒュンヒュンと振り回されている。先ほどの打撃はあの尻尾によるものだったようだ。
背後からの攻撃はあきらめ側部からの攻撃に切り替えようと奴の脇に回り込むと、再び何かに当たって倒れ込む。今度は何に攻撃されたのかと思えば、なんということはない、奴の翼に触れたのが原因だった。
ちょっと翼に触れただけでダメージを受けるとは理不尽な気もするが、今それをぼやいていても仕方がないと次の攻撃方法を模索する。
ゲリョスの攻撃パターンは、先ほどの尻尾ムチの他に、毎度おなじみの突進、毒液の吐き出し、そして閃光による気絶誘発。この閃光が本当に厄介な攻撃で、ゲリョスがコツ・コツ・コツと3回トサカを打ち鳴らすと陰陽弾を喰らえとばかりに辺り一面が閃光につつまれる。そのあまりの光の強さに気を失い、そこをゲリョスに狙われて突進される。
閃光攻撃は、発動時に合図があるので避けるのは容易と思われるかもしれないが、肝心の回避方法がわからない。柱の影に隠れても気絶するし、でんぐり返りしても気絶する。結局、閃光を回避する方法は今回の戦いでは発見できずじまい。ただ、ゲリョス戦において重要なのは毒対策よりも気絶対策とわかっただけでも収穫だ。
さて、ゲリョスだが、私が手をこまねいている間にオトモアイルーたちががんばってくれたようで、逃げ出していった。結果、戦闘場所が狭い採掘場から広い場所に移動したのだが、場所が広くなったぶん突進でゲリョスが移動する距離が長くなり、追いかけるのが一苦労。
そんなゲリョスを追い回しているあいだに偶然ながら絶好の攻撃ポイントを発見する。それはゲリョスの股の下。ここならばクチバシ攻撃や毒液、尻尾ムチも届かず、安心して攻撃できる。また、閃光を受けて気絶した際にも奴の突進を受けずに済むこともある。
これは良い場所を見つけたと一人ほくそ笑む。
ゲリョスの股の下に潜り込んでは、尻尾きれろー尻尾きれろーと、斬撃を繰り返し、奴の体力を奪っていく。戦闘が長引いたためにペイントボールの効果が消滅して奴を見失ってしまったが、なんとか再発見して討伐することに成功した。
私が素材を剥ぎとるために奴の死体へと近付く。すると奴は立ち上がって攻撃をしかけてきた。すっかり失念していたが、奴は死にマネの達人だったのだ。ただ、奴はすでに死にかけ倒れかけ。攻撃に勢いがない。
再びふらふらと逃げ出したゲリョスに最後の一太刀を浴びせ、今度こそ討伐に成功。クエスト達成と相成った。
ゲリョスを倒して村に戻ると、筆頭ハンターの一団がナグリ村で補給をしているところだった。
彼らのリーダーである筆頭リーダーが私を見つけるなりごちゃごちゃと小言を言ってきたが、疲れていたので適当に聞き流す。ただ、今後の付き合いもあるので一応筆頭ハンターのメンバー全員に挨拶し、その後で帰宅する。
ベッドに倒れこんだ私は、筆頭ガンナーの胸の大きさに思いを馳せつつ眠りについた。