調査司令:バサルモス(緊急クエスト)

 どういう理由だったかはわすれてしまったが、樹海に現れたバサルモスを倒すのが今回の目的だ。

 ハンターノートでバサルモスの生態を確認すると、外皮が堅いので爆弾による攻撃が効果的とある。
 そこでさっそく雑貨屋へ向かい、小タル爆弾と大タル爆弾を持てる上限まで購入。樹海に向けて出発した。

 樹海に到着すると、これまでに見たことがない熔岩の塊が点在していた。
 敵が岩に擬態しているのかと盾でひっぱたいてみるも特に反応はない。どうやら岩のようだ。

 次のエリアに移動するが、ここにもバサルモスの姿はない。
 私は、少し歩を進めると、一段低い場所にある岩に飛び移り、辺りを見渡すが、やはりそれらしきものは見あたらない。
 (このエリアにも居ないのか)
 そう思った次の瞬間、急に地面が激しく揺れだしたかと思うと岩が隆起をはじめた。それに従い周囲の地面が割れ、やがて地中から一頭の竜が姿を現す。
 全身が岩で出来ているかのような風貌の巨大な飛竜バサルモス。私が飛び乗った岩は地表に露出していた奴の背中だったのだ。

 図らずも私はバサルモスの背の上にいる。これはライドバトルを仕掛ける絶好の機会。そう、例えるならば、蟻さんが象の背中に飛び降りたらそこでお昼だったようなもの。つまり、このまま攻撃させていただきまーすと、暴れるバサルモスに振り落とされないように必至にしがみつき、隙を突いて剣を突きさす。
 やがてダウンするバサルモス。今回のサブターゲットはバサルモスに飛び乗ってダウンを奪うことだったので、これでクエスト達成の目処はついた。あとは倒せるかどうか挑戦するだけだ。

 バサルモスは、岩のような見た目通りに、非常に堅い。剣で攻撃しても簡単にはじき返され、傷一つ付けることができない。後ろ足の部分だけがたまに刃が通るかなというぐらいだ。
 そこで、私は剣による攻撃をあきらめ、前情報通りにタル爆弾で攻撃する戦い方に切り替えることにした。

 バサルモスは突進後や横転後に大きな隙を作るので、そこを狙って小タル爆弾をセットし、次々と爆発させていく。ただ、効いているのか効いていないのか、見た目では全くわからないのが不安だ。
 小タル爆弾の次は大タル爆弾。大タル爆弾は、時限式の小タル爆弾とは異なり、衝撃を与えないと爆発しないため、大タル爆弾をセットした後にここぞというタイミングで大タル爆弾を斬りつけ、自分もろともバサルモスに爆破ダメージを与える。

 大タル、小タル、全ての爆弾を使い果たしたがバサルモスはまだ元気そうに見える。
 そこで今回は討伐をあきらめ、樹海の出口に向けて逃げだした。

 樹海の終点まで行くも荷車が見当たらない。
 そういえば探索クエストでは荷車は現れないんだった。となると、サブターゲットの報告をするためにキャンプポイントまで戻らないといけないのか・・・。
 私は今来た道を慌てて引き返した。

 さきほどバサルモスがいた場所まで戻ってきたが、バサルモスの姿は見当たらない。その代わりに採掘可能な岩があったのでピッケルを叩き込むと、地中からバサルモスが現れた。
 −擬態−
 物事を疑ってかかれない自分の純粋な素直さがたまに嫌になる。

 せっかくなのでもう少し頑張ってみようと戦い始めたものの、やはり剣では有効打を与えられない。こんなときにハンマーがあればと無い物ねだり。

 そういえば奴の背に飛び乗ってから攻撃は剣でも有効だった。
 それを思い出した私は一段高いところに昇っては動きの遅いバサルモスの背中にぴょんと飛び乗り、ライディングバトルを繰り返し仕掛ける。
 そして、バサルモスの巨体がついに地に伏した。まさかの勝利に自分でも驚きを隠せない。効いているのか不安だったタル爆弾もちゃんとダメージを与えていたようだ。

 今回の探索クエストの最中に発掘武器を入手したのだが、鑑定の結果、それはディーエッジと呼ばれるスラッシュアックス系武器だった。攻撃力 702、雷 190、会心率 10%というその圧倒的な性能に片手剣一筋で行くと決めた心が揺れ動く。
 幸か不幸か、研磨剤が足りずに研磨できず、指をくわえながらアイテムBOXに収納する。

防具の強化

 次の緊急クエストを実行する前に防具の強化を終わらせてしまうことにした。
 集会場でギルドクエストを受注してはドスランボス狩りに出発し、せっせと素材を集める。

 そして、ようやく(脚だけカブラだが)ランボスシリーズの防具が一式揃った。これに装飾品をセットし、攻撃力UP【小】、探知、気絶確率半減、オートガードのスキルを得る。
 さらに溜めていた鎧玉を注ぎ込み、鎧玉で強化可能なレベル3まで強化。防御力は89にアップした。
 ただ、心配なのは、氷耐性が-16という点。氷攻撃を使うモンスターが現れたら取り替えなくてはならないが、しばらくはこの装備でやっていこうと思う。

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