チコ村にて

 謎の黒竜襲撃から数日。私はチコという孤島の村で目覚めた。
 団長たちの話によれば、私が海に投げ出されたあの後、筆頭ハンターの一団が助けに来てくれたらしい。私を助けてくれたのも彼らだというが、よく覚えていない。
 心配をかけた我らが団の面々や窮地を救ってくれた筆頭ハンターのメンバーに礼を述べてまわった後、この村の村長と会話する。

 チコ村の村長との会話の中で、彼女からはぐれ島にいるアイルーを助けて欲しいと頼まれた。
 この村に団員ともども厄介になっている身、一宿一飯の恩義というわけではないが、是非とも協力させてもらおう。

 村長も言っていたが、この村の住民は村長をのぞけば他は全てアイルー。当然、武具屋や雑貨屋の店主もアイルーである。
 村の雑貨屋を訪ねた際に、店頭に回復薬が売れているのを発見した。回復薬を作るための素材集めを面倒に感じ始めていただけに、これは嬉しい。

 村を一通り散策し終えた後、島の端から筏に乗り込み、件のアイルーがいるぽかぽか島に移動した。

ぽかぽか島にて

 ぽかぽか島には島の管理人と名乗るメスのアイルーがいた。彼女は竹箒を手に愛想を振りまきながら掃き掃除をしている。
 ふと脳裏にとあるアパートの未亡人管理人が浮かんだが、気にせずにおこう。

 島はアイルー達の楽園となっており、ここでアイルーたちは、時には休養を、時には特訓をすることができる。今は私のマイルームがオトモアイルー達の居場所となっているが、今後はこの場所を預かり所として利用しても良いとのこと。
 これにより登録可能なアイルーの頭数が増えたのは良いが、つい先ほどギルドカードに添付されたアイルーの整理を終えたばかり。
 もう少し早くここに来ていればとやや後悔。

 管理人さんと会話の途中で、どこからともなく飛んできた一通の矢文。矢文にはノラアイルーの寄り合い所に危機が迫っている旨が記されていた。
 こうしてはいられない。私は筆頭アイルーとともに寄り合い所のある原生林へと向かうのであった。
 次回「ノラオトモ、危機一髪!」 お楽しみに!

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