高難度:砂を渡るは錆びた岩船

 ついに発動したHR3の緊急クエスト。龍撃船に乗り込み、古代龍ダレン・モーランを討伐、もしくは撃退するのが今回の任務だ。
 私が我らの団に入団するきっかけとなった砂海でのダレン・モーラン撃退戦からちょうど一ヶ月。あの時に習った船上での戦い方は今でもはっきりと覚えている。
 今回もダレン・モーランを必ずや討ち果たし、上位へ昇進してみせる!

 緊急クエストを受注し、戦いの準備を始める。
 武器や防具は、龍撃船に備え付けられているバリスタや砲台で攻撃することだし、このままで良いだろう。罠や爆弾の類も必要なのかわからないが持っていくに越したことはない。
 とりあえず初挑戦となる今回はダレン戦のデータが取れればそれで良いと、龍撃船に乗り込んだ。

 龍撃船で砂海を航行していると、ついに今回のターゲット、ダレン・モーランが現れた。いったん船室に戻り、戦いの準備を開始する。
 支給品BOXの中身をチェックすると、バリスタの弾、バリスタ用拘束弾、対巨龍爆弾といったアイテムが用意されていた。対巨龍爆弾は初めて目にするアイテムだが、これはダレンの背の上に直接仕掛けて爆破するタイプの爆弾らしい。そうなると龍撃船からダレンに飛び乗る機会もあるのだろうか。
 景気づけにこんがり肉をひとかじりした後、ダレンを撃退すべく船上に躍り出る。

 船上に出ると、ダレンは龍撃船の右側を並行していた。さっそく右舷に備えつけられているバリスタに矢をセットし、攻撃を開始する。
 ところで、今回のクエストは制限時間がいつもよりも15分短い35分となっている。果たしてこの短時間で討伐までいけるのだろうか。不安だ。

 龍撃船にはバリスタの他に砲台も備えられている。
 手持ちのバリスタの矢を使い果たした私は、船尾の弾薬庫から砲弾を運び出しては砲台にセットし、ダレンを砲撃する。採取の必要があるバリスタの矢よりもこちらの方が手軽に攻撃できるため、調子に乗ってひたすら砲撃を繰り返していたのだが、なんてこったい、弾薬庫が早々と空になってしまった。アパムに弾を持ってこさせるわけにもいかず、攻撃手段を砲撃からバリスタによる射撃に戻す。

 基本的にダレンは龍撃船に近付いたり離れたりを繰り返しながら並行し、まれに背中から岩を射出したり、体当たりしてくる。
 あれは何度めのことだったか。大銅鑼が使用可能になるたびに考えもなく打ち鳴らしてきた私だったが、たまたまダレンの体当たりと私が大銅鑼を鳴らすタイミングが重なり、ダレンは龍撃船に横付けされた恰好で気を失った。
 この時、ダレンの体に矢印のようなものが見えたので、あれはなんだろう、と近付いてみると、そこからダレンの体の上に乗り込むことができるではないか。これは直接攻撃のチャンスとばかりにダレンに乗り込むと、目一杯の力で奴の背を斬りつける。しかし、これがまた堅いのなんの。片手剣程度の破壊力では何度斬りつけても傷一つつきやしない。おまけにバリスタでの攻撃中から気になっていた色の異なる突起は、弱点でもなんでもなく、まさかの採掘ポイント。必死に狙っていたのが馬鹿のようだ。
 仕方なく対巨龍爆弾をセットし、対巨龍爆弾が爆発する前に龍撃船に帰還する。

 ダレン・モーランは、地中を潜って船の右舷から左舷へ移動した後、再び地中に潜り込んだ。
 次は右舷に再出現するのかとバリスタの矢を拾いながら待っていると、どこからともなく飛来した岩が私の体に直撃する。レーダーにダレンの反応はないのに、いったいどこから??
 ダレンの居場所をターゲッティングして確認すると、船の前方に反応を発見。急いで船首に駆け上がると、船のはるか前方にダレン・モーランの姿を確認した。あんな遠方から射出した岩を私に命中させたダレンの砲撃の腕前に恐ろしさを感じる。
 だが、これはチャンスだ。ダレンが船の前方にいる今ならばアレを使えるはず。そう思った私は、船首に備えつかられているボタンを思い切り叩く。すると、案の定、船首から巨大な錐が突きだした。ゴア・マガラ戦でも使った撃龍槍だ。これで奴の体に風穴をあけてやる。
 船のはるか遠方にいたダレンが徐々に船に近づいてくる。そして、やつが船に飛びかかろうとした瞬間を狙い、私も撃龍槍の発射ボタンを思いきり叩きこ・・・めない。なんだこれ、連射できないのか!?
 ダレンのダイビングアタックをモロに受け、私と龍撃船は大ダメージを負った。

 ダレンとの戦いを初めてから15分経過した頃だったか。「これより最終決戦に移ります」との船内アナウンスと共に龍撃船は航行を止め、私は龍撃船から降ろされる。
 ここからは私とダレンとの直接対決でけりをつけろということだろうか。ならば面白い。どうせ砲弾もバリスタの矢も底が突き、八方ふさがりになっていたところだ。直接対決だろうがなんだろうが受けてやろう。
 私は近接戦の準備を整えると、龍撃船のはるか遠方に見えるダレン・モーランのもとへ駆けだした。

 ダレン・モーラン目指して駆けだしたまではよかったが、ダレンのところまでは思いのほか距離がある。ようやくたどり着いた頃には私のスタミナは底を突き、バテバテな状態。こんなことなら強走薬を準備しておくべきだったと後悔する。

 それにしてもダレンはでかい。こうして間近で見るとなおさらだ。こんな奴、剣で斬りつけるだけで本当に倒せるのか? 無理だろ、絶対、と自問自答。
 駄目でもともと。唯一攻撃が通る前脚を必死に斬りつけ、小タル、大タル爆弾をダレンの腹の下や前脚近辺にセットしては爆破させていく。正直、私の攻撃が奴に効いているのか効いていないのかわからない。だが、それでもやるしかない。

 そうこうしているうちに「船の耐久度は残り10%」というアナウンスが聞こえてきた。攻撃に夢中になっていて気づかなかったが、あんなに遠くにいたダレンが今や龍撃船にピタリと密着し、ガッシンガッシンと船を攻撃しているではないか。これはまずいと慌てて船に戻り、大銅鑼を打ち鳴らしてダレンを船から引きはがす。
 ここで気がついたが、底を突いたはずの砲弾とバリスタの矢がいつの間にか補給されていた。後方支援部隊の働きに感謝しつつ、ダレンに向けて砲撃を開始する。
 しかし、気づくのが遅かった。やつぎはやに砲撃したことによりダレンの角の破壊には成功したが、ほろぼろになっていた龍撃船もダレンの攻撃に耐えきれずに大破。クエストは失敗に終わった。

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