ベガーズ・ネスト地区 シャイニング・サーペント亭にて
シャイニング・サーペント亭にやってきた。
ハルベン・アッシェンスミスと、彼から紹介されたアンデッド・ハンター ドレイクの二人から話しを聞いたところ、一つだけ新しい情報を得ることができた。
それは、ソードコースト・ボーイズをアンデッドに変えた者、そしてスネーク・カルトが信奉している者は共にグルナンという名で呼ばれている”何か”である、ということ。
ただ、その正体は全くの不明。さすがのハルベンでも分からないらしい。
まあ、順当にいけばグルナンの正体はいまだ行方不明中のユアン-ティだろう。
ただ魔力の強いユアン-ティとはいえ、これだけ大量のアンデッドを作り出せるものだろうか。
ベガーズ・ネスト地区 ソードコースト・ボーイズのアジト(倉庫)にてて
まずはソードコースト・ボーイズのアジトとなっている倉庫を捜索してみることにした。
倉庫はヘルム教の神殿から北へ進んだところにある。
倉庫内には無数のゾンビがうごめいていた。これが元ソードコースト・ボーイズの若者かと思うと少々哀れな気もする。
彼らを倒して成仏させてやるのが俺に出来るせめてもの供養か。
1階にいたゾンビを全て倒した後、地下に下りる。
ゾンビを倒しながら地下を進んでいくと、どこからか2人の男が話している声が聞こえてきた。
片方の男はしきりにグルナンの名を出しているところからリーダーのドロールだと察しが付くが、もう一人は誰なのか全く検討がつかない。会話の内容からドロールとは相対している者だとは思うが。
やがて広い倉庫区画から小部屋に入る。
部屋の中にはゾンビになりかけのソードコースト・ボーイが立っていた。かろうじて人間の容をとってはいるが、生気は全く感じられない。
そいつは俺の姿を確認するなり両手に持った鎌を振り回して攻撃を仕掛けてきた。
生きていた頃からか、それともゾンビ化する過程で力を得たのかはわからないが、とにかく強い。接近戦においては攻撃力、耐久力ともにいままで戦ってきた相手の中では1番じゃないかと思ってしまうほどだ。
・・・久々に骨のある相手に巡り合えたぞ。
シャルウィンには手出し無用、と指示をだし、一騎討ちでの斬り合いを楽しむ。
しかしそんな楽しい時間も終わりが近づいてきた。
戦いと平行してこいつのゾンビ化も進行していたようだ。どんどん人としての容を保てなくなってきている。やがて完全にゾンビとなった元ソードコースト・ボーイ。それと共に今までの強さは陰を潜め、そこら辺にいるゾンビと同程度の存在になってしまった。
雑魚に成り下がった奴に用はない。一気に攻撃を仕掛け、滅ぼす。
結局こいつはなんだったのだろう。生きている人間を無理矢理アンデッド化させようとするとその過程で身体能力が極限まで上昇するのだろうか?
もっとも自分で試してみる気にはならないが。
次の部屋へと入ると、正面奥には牢屋、右側には魔法障壁で遮られた出入り口が見える。
そして牢屋の方から見たこともないようなアンデッドが襲い掛かってきた。
こいつがソードコースト・ボーイズのリーダー、ドロールか。
ドロールはダイアメイスを用いて攻撃してくるが、先ほどのソードコースト・ボーイと比べると遥かに弱い。
弱者に用は無いわ〜と言わんばかりにさくっと倒してしまう。
戦闘後、牢屋に囚われていた元ソードコースト・ボーイズのメンバーであり、現在は衛兵をしているウォルター君を救出。
そしてドロールが滅びると出入口に張られていた魔法障壁が消滅し、奥へと進めるようになった。
奥にあった階段を下りると、そこは大墓地へと続く地下空間。
だが、ここを探索するのは後回しにして、先にスネーク・カルトを調べてしまおう。