ベガーズ・ネスト地区 大墓地にて

 大墓地で俺を出迎えてくれたのは、街中とは比べものにならないほどのゾンビの大群だった。
 これだけうじゃうじゃいると逆に笑える。

 まずは街中と大墓地とを直接行き来できるようにするために入口の門を開こうとしたのだが、何か不思議な力が働いていて開くことが出来ない。
 次に、大墓地を見回っていると、先ほど俺が通ってきた地下墓所への出入口の他にも2つほど出入口の存在を確認することが出来た。一方の扉には鍵が掛かっているが、もう一方の扉には鍵が掛かっていない。
 鍵の掛かっていない扉は地元の人々から怨霊の巣窟と呼ばれている地下室へと続いており、鍵の掛かっている扉はハルエス・ネヴァーに関係する人物の墓所へと続いていた。

 先にネヴァーの墓を調べてしまうことにした。
 扉の傍らには他の墓所の入り口と同様、古めかしい宝箱が置かれている。宝箱の中からは例のごとくぼろぼろの紙切れが入っていた。

 紙切れにはこう書かれている。

 『この壁、腕の先にそびえ立つ』

 盾のことですな。というか、もう祭儀用の道具がそれしか残ってないし。
 宝箱に祭儀用の盾を入れると盾は粉々に砕け散り、墓所へと続く扉が音を立てて開いた。

 霊室の中央には石棺が置かれており、その傍らにはボロボロの包帯でグルグル巻きにされた腐乱死体、マミーが立っていた。
 マミーは負のオーラを撒き散らしながらこちらに近づいてくる。

「いやあぁぁあぁ〜」

 突如、悲鳴を上げて逃げ出すシャルウィン。どうやらシャルウィンは恐怖に耐えられず恐慌状態に陥ってしまったようだ。
 かくいう俺も意思セーブに失敗していたらシャルウィンと同じ状態になっていただろう。二人とも恐慌状態に陥って逃げ回るなんてしゃれにならん。

 とても戦力になるとは思えないシャルウィンは放っておいて、マミーに1対1での接近戦を挑む。
 炎に弱そうなマミー相手に発火する魔法剣ハービンジャー・キンは相性が良いようで、包帯を腐肉ごと焼き斬っていく。ただ、斬りつけるたびに吐き気を誘う香ばしい臭いが漂ってくるのがたまらない。
 やがて炎にその身体を焼かれ強制火葬されるマミー。
 なかなか手ごわい相手だった。

 石棺の中から『ハルネス・ネヴァーの古代史』を発見。
 パラパラと本をめくりって読んでみたが、そのほとんどが古代文字で書かれていたため、全く解読することが出来なかった。

 ハルネス・ネヴァーの古代史をオレフ判事に手渡し報酬を受け取る。
 これでハルエス・ネヴァーに関する墓所からの遺物の発掘作業は全て完了。
 その礼としてオレフから 200Gold+アミュレット(アミュレット・オブ・ウィル+3)、さらに上乗せ交渉に成功し、アダマンティンを受け取った。

Copyright (C) 2005 Privespa All Rights Reserved.