儀式の前に
「治療薬を作るための儀式をおこなう前にやっておくことがあるならば済ませておきなさい。しばらく街へは戻れなくなりますから」
と、意味深な台詞をレディ・アリベスから言い渡される。
やり残したことか。いくかあるな。
■ハルベン・アッシェンスミスへの報告
まずはベガーズ・ネストに向かう。
ハルベン・アッシェンスミスからゾンビの発生原因を突き止め、排除した礼としていくらかのGoldと魔法の剣(Short Sword +1)を受け取る。
ちなみに、報酬上乗せ交渉は失敗。
■傭兵仲間の悩み
続いて傭兵仲間の悩みを解決。(これに関しては後でまとめます)
■Sword of the Never
最後にもう一つ。
負けたままになっているハルエス・ネヴァー墳墓の墓守、ソード・オブ・ネヴァーへの雪辱戦。剣士が剣に負けたままなんてしゃれになりませんぜ、旦那。
各種ポーションを補充し、いざ再戦の地へ。
ネヴァー墳墓があるブラックレイク地区に乗り込む。
今回の相棒はシャルウィンではなくディラン・レッドタイガー。戦闘場所に俺が辿り付くまでの囮として彼には身体を張ってもらおう。
例の家から地下に下り、霊室の入り口前でバークポーションとブレスポーションを飲んで戦闘準備完了。
いざ勝負!
前回と同様、俺が部屋に入るのと同時に侵入者を感知して動き始める4本の魔法剣:ソード・オブ・ネヴァー。
まずはディランを突っ込ませてソード・オブ・ネヴァー達の注意を彼に向けさせる。その隙に俺は祭壇に続く階段を駆け上り、ちょうど石棺の脇あたりで方向転換。足を止め迎撃体制に入る。
ここならいけるはず・・・。
やがてディランが倒れると、ソード・オブ・ネヴァー達はターゲットを俺に変更し、階段をフワフワと浮きながら上ってきた。
一抹の不安が胸をよぎるが・・・えぇい、勝負だ!
この強い魔法剣を4本同時に相手にするなんてことはできないし、したくもない。
そこで1本ずつ戦える場所を探していたのだが、どうやらこのポイントで正解だったようだ。
壇上に置かれた石棺と階段の間にある人一人が通れる程度のスペース。どうやら奴らも1本ずつでしか通れない模様。石棺の上を通過して背後に回り込まれる可能性もあったが、さすが墓所の番人だけあって主が眠る棺を跨ぐような素振りは見せない。
なんにせよ、こちらの思惑通り1対1の勝負に持ち込むことは出来た。とはいえまだまだ予断は許されない。
なんといっても奴らは剣。まっぷたつに叩き折るか、掛けられている魔法が効力を失うまで倒れることはない。また、魔法剣ゆえに攻撃力も凄まじく、2、3回も斬られればあっというまに瀕死状態まで追い詰められてしまう。
少しでも戦いを優位に進めるため、奴を床に叩き落そうと《打ち倒し》を試みるもこれが全く通用せず、結果、小細工無しの斬り合いを演じるはめになる。
1本目、2本目と苦労しながらも倒していき、3本目というところでアクシデンド発生。
いままで順調に1対1の戦いが出来ていたのに、立ち居地がずれたせいか、3本目と4本目を同時に相手するはめになってしまったのだ。
まあ、残り二本。二刀流の剣豪と戦っていると思えばいい・・・などと思えたのは最初だけ。1本倒すのにどれだけ神経をすり減らしながら回復ポーションを使ったことか。
やがて、ソード・オブ・ネヴァーの最後の1本が地に落ちる。
その刀身から魔力の光が失われると同時に剣の腐食は一気に進み、塵となり、跡形もなく消えてしまった。
倒した魔法剣を我がものとすることが出来なかったのは残念だが、借りは返せたので良しとするか。