Dar-Ma失踪事件 (A Shadow of Hackdirt)
■Dar-Ma失踪事件
修理用ハンマーを補充するために鍛冶屋を訪ねると、鍛冶屋の女将さんからショッキングな話を聞かされた。コロールの街で装飾品店『Northern Goods and Trade』を営むSeed-Neeusの一人娘Dar-Maが行方不明になったというのだ。
この事件はすでに街の人々の知るところとなっており、今や街はDar-Maの噂で持ちきりとなっていた。
『Northern Goods and Trade』を訪ね、Seed-NeeusからDar-Maの話を聞く。
Seed-Neeusが言うには、Dar-MaはHackdirtのEtira Moslinのところへ配達に行ったきり行方が分からなくなってしまったらしい。また、Dar-Maと共に配達へ行った彼女の愛馬Blossomは彼女を置いて帰ってくるような不忠者ではないので、おそらくは今も彼女の近くにいるだろうと。
まずは唯一の手がかりであるEtira Moslinに会って直接話を聞くのがいいだろう。
Seed-NeeusからHackdirtの場所を教えてもらい、さっそく向かってみることにした。
≪Quest - A Shadow of Hackdirt≫
■Hackdirt
Hackdirtはコロールの街から南へ進んだ場所にある人口3〜4人の小さな集落だった。
Etira Moslinは雑貨屋『Moslin's Dry Goods』の女店主で、こちらを歓迎していない様子が表情からはっきりと見て取れる。彼女にDar-Maのことを聞いてみたが、まったく心当たりがないと言う。Dar-Maのことを呪われしArgonianの詐欺師と吐き捨てるところから見て、彼女はDar-Ma(というよりArgonianの種族)に対してあまりいい感情を持っていないようだ。
この集落には他にMoslin's Innという宿屋があり、彼女の旦那Vlanhonder Moslinが営んでいたが、やはり彼もDar-Maのことは知らないという。
集落の中を歩いているとJin Hirielという人物と出会った。
彼にDar-Maのことを尋ねると、彼は慌てて周囲の様子をうかがった後、小声で「その娘は今危険にさらされている。詳しいことは夜、家に来てくれれば話す。」とだけ言い残し、去っていった。
どうやらこの集落にはなにか秘密がありそうだ。
礼拝堂(Chapel of the Brethren)で一冊の本を見つけた。表紙には『Bible of the Deep Ones』と記されている。本文はルーン文字で記されているため、なにが書いてあるのかさっぱりわからない。だが、Deep Onesという名前から連想するに悪魔や邪神に関する書であろうことは予測がつく。
Jin Hirielとの約束の時間までまだ時間があるので、何か他に手がかりはないかと集落の周辺を歩いていると、Moslin's Dry Goodsの裏手で一頭の馬を発見した。名札にはBlossomとある。Dar-Maの愛馬だ。
やはりDar-Maはこの村にいるに違いない。
Etira Moslinにこのことを問い詰めるが、彼女は私の馬だといってはばからない。
ここはおとなしく夜になるのを待ち、Jin Hirielの持つ情報に賭けることにした。
そして夜。
集落のはずれにあるJin Hirielの家に向かい、彼から話を聞く。
彼が言うには、この集落の住人達はDeep Onesの復活を目論んでいるそうだ。彼らはいまもこの集落の地下にある洞窟で復活の儀式の準備を進めており、Dar-Maはその儀式のための生贄として彼らに囚われている。
そして彼は鍵(Hackdirt Key)を俺に手渡してきた。この鍵を使えば民家の床にある落とし戸を開き、地下の洞窟へ行くことができるだろうと言っている。
最後に彼は、「地下の洞窟へはMoslin's INNから行くのが一番いいだろう。深夜なら誰もいないはずだ。」とだけ言い残し、身の危険を案じて村から出て行った。
■Hackdirt Caverns
Jin Hirielは真夜中にMoslin's INNから洞窟に潜れと言っていたが、彼のアドバイスを聞き流していた俺は朝早く、しかも宿屋とは全く関係のない普通の民家から洞窟へと潜入した。
落とし戸から洞窟に下りると、そこには半裸の男(Hackdirt Brethren)が4人集まっており、こちらに気付くと当然のごとく襲いかかってきた。さすがに4人同時に相手にするのは厳しいので、一旦民家に上がり、後をついて上がってきた奴を一人ずつ仕留めていく。
洞窟内にいた男たちを全て倒した後、檻に入れられていたDar-Maを救出する。
Dar-Maが捕らえられていた檻の近くにある梯子から地上へ上がると、そこはMoslin's Inn。宿の主Vlanhonder Moslinはこちらに気付くと一目散に宿の外へと逃げ出した。
Dar-Maをここで一旦待機させ、一人、Vlanhonder を追って宿の外へ出ると、連絡を受けて駆けつけて来たのだろうか、奴の同志(Hackdirt Brethren)が二人現われ襲いかかってきた。こいつらを無視してVlanhonderの後を追いかけようかとも思ったが、その隙に宿で待機させているDar-Maに手をかけられては元も子もないと思いとどまる。
結局、男たちを片付けた時にはVlanhonder MoslinもEtira Moslinも集落から姿を消しており、事件の首謀者である彼らを捕まえることはできなかった。
宿で待機させていたDar-Maを彼女の愛馬Blossomのところまで連れて行った後、コロールの街へ向け出発する。
馬に乗っているにもかかわらずDar-Maの移動速度はのんびりとしたもので、実にやきもきさせられる。襲撃者に備え常に周囲を警戒しなくてはならないこちらの身にもなってほしいものだ。
だが、そんな心配も徒労に終わり、コロールの街までの帰路はHackdirtの連中どころか獣の一匹に会うこともない、実に平穏なものだった。
街の入口に着くと「先に母の所へいって私は無事だと報告してきて」とDar-Maは言いだした。
ここまで来たんだから早く顔を見せて安心させてやれよと言いたくもなるが、ここは彼女の頼みを聞き入れ、一足先にSeed-Neeusの元へ向かいDar-Maを無事保護したと報告する。
Seed-Neeusは非常に喜び、たくさんの感謝の言葉を投げかけてきた。褒められすぎるというのも正直照れくさいものだ。
この後、遅れて家に入ってきたDar-Maと数日ぶりの対面を果たしたSeed-Neeusから礼としてMercantile Skillを無料で教授してもらう。
≪Quest - A Shadow of Hackdirt - Complete≫
事件は一通りの解決をみたが、事件の首謀者であるMoslin夫妻は行方をくらませたまま。そして、いつの間にか俺にかけられていた中途半端な懸賞金 206Gold。Vlanhonder Moslinに斬りかかったのがいけなかったのだろうか・・・。
衛兵に自己申告して自分の首に掛かった懸賞金と同額の金貨を払い、牢屋送りを免れる。
なんとも締まらない終わり方だ。
■Armorer Training
修理用ハンマーを補充しようと街の鍛冶屋を訪ねると、鍛冶屋の女将さんから鍛冶の腕をもっと磨きたいのならGin-Wulmに会って教えを請うてみたらどうだいと話を持ちかけられた。
どこかで聞いたような名前だと記憶を手繰ると、Imperial Cityにいたトカゲ人間を思い出した。しかし、彼からはスキルを教えてもらえなかった気がするが・・・。
女将さんにそのことを告げると、その時はあんたの腕が未熟だったから相手にされなかったんだろうよと一笑されてしまった。
Imperial Cityに立ち寄ることがあれば、その時にもう一度Gin-Wulmに話しかけてみるとしよう。
≪Quest - Armorer Training≫