Umbra Swordの奪還 (Clanvicus Vile)

■Clanvicus Vile's Shrine

 Imperial Cityとコロールの街を行き来するだけの毎日に終止符を打つべくスキングラッドの街へ旅立つことにした。

 Imperial Cityの自宅を後にし、Lake Rumareの外周を走るThe Red Ring Roadからスキングラッドの街へと続くThe Gold Roadに入った辺りだったか。街道沿いに立ち並ぶ木々の向こう側に大きな石像が見えたのは。
 もしやと思い石像のところへ行ってみると、やはり石像の周りでなにやら儀式の準備をしている人たちがいる。前にThe Great Forestで出会ったMolag Bal信奉者たちと同じだ。
 話しかけてみるとリーダー格の男(Ma'Raska)が話に応じてくれた。
 彼の話によれば、ここではClavicus Vileを奉っているらしい。また、500Goldを寄進すればClavicus Vileと話ができると言っている。

 ≪Quest - Clanvicus Vile≫

 500Goldなら大した額でもないので、試してみることにした。
 Clavicus Vileの石像に触れ、500Goldの寄進に応じると、どこからともなく女性の声が聞こえてくる。これがClavicus Vileの声なのだろうか。
 Clavicus Vileは俺に一つの神託を下した。
 それは、彼の剣である『Umbra Sword』を取り返してこいというもので、その剣はこの場所から東へいった先にあるPell's Gateという集落にいる人物が持っているという。

■Clavicus Vileの飼い犬 Barbas 曰く

 Pell's Gateへ向かって移動を開始すると、またどこからか声が聞こえてきた。今度は先ほどとは違い男性の声だ。声のする方向に振り返るが、その度に声の主は俺の背後に移動する。それもそのはず、声の主は俺が背中に背負っている荷物袋の中にいたのだ。
 いつの間にか荷物袋のなかに入っていた声の主(犬の小像)は、自らをClavicus Vileの飼い犬 Barbasと名乗り、俺に言いたいことがあるけどClavicus Vileの前では言いづらいから着いてきちゃったなどと言っている。
 後ろを振り返ってみれば、たしかにClavicus Vileの石像の脇にいた犬の石像が消えている。

 Barbasは俺にUmbra SwordをClavicus Vileに渡してはいけないと言ってきた。かつてその剣のせいでClavicus Vileの領土は大崩壊を迎えてしまったからだと。
 つまりそのUmbra Swordという剣はいわくつきの魔剣というわけか。いったいどのような力を持っているのだろう。気になるところだ。

■Pell's Gate

 石像のあった場所から東へ進み、The White Riverを渡ると小さな集落に辿り着く。そこがPell's Gate、今回の目的地だ。
 さっそく村の住人にUmbraについて尋ねてみると、UmbraのことならばIrroki the Wideに会って彼から話を聞きなさいと言われる。
 そのIrrokiという人物もこの集落内にいるらしいので探してみることにした。

 IrrokiにUmbraのことを尋ねると、それは人と剣、どちらのUmbraかと聞き返してきた。剣のほうはともかく、Umbraという人物がいるなんて初耳だ。

 そのUmbraという人物は、元はLenwinという名前の女性だったらしい。彼のもとで修行していたのだが、数年前に1本の剣を拾ってきてから様子がおかしくなり、やがて自らをUmbraと名乗るようになったという。その後、彼女は集落を出ていき、傭兵として各地を転々としていたようだが、数年前にこの地へ戻ってきて、いまはこの近くにあるVindasel遺跡に住み着いているそうだ。
 剣についても尋ねてみたが、彼女がどこからか拾ってきた剣であるということ以外知らないらしい。

 とりあえず、彼女がいるというVindasel遺跡へ向かってみることにした。

■Umbra

 Vindasel遺跡はClanvicus Vileの石像とPell's Gateのちょうど中間地点辺りにあった。
 遺跡内はさほど広くなく、仕掛けといえば落とし穴と毒ガスの罠があったぐらい。また、遺跡の外にはConjurerがいたが、遺跡内にいるのはネズミや蟹と少し拍子抜け。

 遺跡の一番奥の広間に甲冑に身を包んだ女性がいた。腰に帯びた剣が怪しげな光を発している。
 彼女がUmbraだろう。
 彼女に話しかけると、迷い込んだだけならば今すぐこの場を立ち去れ、それとも私を殺しにきたのかと、自嘲気味な笑みを浮かべながら警告してきた。
 どうやら戦うことなく剣だけを返してもらうという選択肢はないようだ。

 戦いの準備をしようとすると、ここでまた犬が話しかけてきた。
 「もう帰ろうぜ、Clavicus Vileには駄目だったって俺からいってやるからさ。お前の魂があの剣に喰われるまえに、な?」みたいなことを言っている。
 俺のことを気遣ってくれているのか、それとも彼女から取り返した剣がVileの手に渡ることを恐れているのか。
 とりあえず無視して戦いの準備を進める。

 腕力と守備力を増強させる薬を飲み、剣に毒を塗り、スケルトンヒーローを召喚する。そこまで準備した後、再び彼女に話しかけ、戦いを挑んだ。
 彼女の剣の腕前はかなりのもので、攻撃を受け損なうと剣を叩き落とされたり体ごと弾き飛ばされたりしてしまう。また、彼女の攻撃が当たるたびに彼女が持つ剣の魔力(Soul Trap)の効果が発動するが、これは倒されないかぎり魂を喰われることはないので問題はないだろう。
 間違いなく彼女は強い。だが、直接攻撃だけならば苦戦はすれど負けることはない。
 彼女を打ち倒し、Umbra Swordを手に入れた。

 Umbra Swordを手に入れるとまた犬が話しかけてきた。
 「その剣をClavicus Vileに渡しちゃ駄目、絶対駄目。そうだ、お前その剣使えよ、な?」みたいなことを言っている。
 Umbra Swordの基本性能は攻撃力 25、重さ 0。これに加えてSoul Trap(120秒継続)の効果があるようだ。
 悩んだ結果、俺のことを心配してくれる犬の意見を尊重し、この剣は俺が使うことにした。
 犬想いな俺に乾杯。

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