高潔なる血の掟 (Order of the Virtuous Blood)

■ギレンからの伝言

 手持ちのポーションがきれたので、一旦Imperial Cityの自宅へ戻り、不足しているポーションを作成する。ついでにポーションの材料となる蓮華の種を街の内堀で採取していると、ダークエルフの女性が現れ、話しかけてきた。

 彼女の名前はRalsa Norvaloといい、彼女の旦那であるGilenから伝言を言付かってきたという。
 伝言は(たぶん)次のような内容だった。

 『Imperial Cityの市民の安全を守るためにぜひ手を貸してほしい。Temple DistrictにあるSeridurの家にきてくれ。そこで全てを説明する。』

 ≪Quest - Order of the Virtuous Blood≫

■Order of the Virtuous Blood

 神殿区画でSeridurの家を探し、彼の家を訪ねると、家の主人Seridurが出迎えてくれた。
 彼はまず、彼自ら会いにはいかず、ギレンの妻(Ralsa)を介して俺を呼び出したことに対する非礼を詫びてきた。詳しい理由はわからないが、彼は安全上の理由から市中に姿を現すことができないらしい。
 簡単な挨拶が終わったあと、もっと込み入った話をしたいというので、彼のあとについて家の地下室へと向かう。

 地下室へ入ると彼は「ようこそ、Order of the Virtuous Bloodの聖域へ」と言いだした。なんでも彼らはバンパイアハンターで、Order of the Virtuous Bloodという組織は帝都にバンパイアウィルスが蔓延するのを防ぐために結成された組織らしい。
 そんな彼らが一体俺に何の用かと問いかけると、バンパイアとの戦いに精通していると噂(どこで噂になっているのだろうか)の俺に、この街に住み着いているバンパイアを倒してほしいとのこと。彼らの組織は結成したばかりの為、今はまだバンパイアと戦う力や知識がないのだという。

 倒してほしいバンパイアというのはこの神殿区画に居を構えるRoland Jensericという男性で、数日前の夜、Seridurが街をうろついている時にRolandが女性の首筋に噛み付き血を吸っているシーンを目撃したらしい。
 そのRolandはというと、その夜以来家には戻っておらず、行方をくらましているという。

■Roland Jenseric探して

 深夜、衛兵が周囲にいないことを確認した後、Roland Jensericの家の鍵を解錠し、彼の家に侵入する。
 なにか手がかりになるようなものはないかと探していると、テーブルの上に置かれている一通の手紙を見つけた。差出人の名はRelfinaとある。
 この手紙はどうやら彼女からRolandに宛てたラブレターのようだ。手紙には『またあの小屋で会いましょう。いつも思うけどあの小屋の前の道(The Blue Road)って名前のわりに青くないわよね。』と記されていることにした。

■バンパイアは誰?

 Imperial Cityと東のシェイディンハルの街とを結ぶ街道『The Blue Road』。
 手紙の内容から察するに、Rolandの小屋はこの街道沿いにあるはずなのだが・・・。

 街道脇に一軒の小屋を見つけた。ここがRolandが潜んでいる小屋だろうか。
 相手がバンパイアということなので、戦闘の準備を整えてから小屋の中へ入る。

 Roland Jensericは確かに小屋の中にいた。
 問答無用で攻撃しようかとも思ったが、そうさせるのをためらわせる何かがある。
 ・・・そうか、顔色だ。血色がよすぎるんだ。これまで戦ったことのあるバンパイアといえば皆一様に顔色が悪かった。だが、Rolandは実に健康そうな顔色をしている。
 そのRolandはというと、不意の侵入者にびっくりしたようで口をぱくぱくさせている。襲い掛かってくる様子もないので、彼から話を聞いてみることにした。

 彼の話は長いので要約するが、Seridurこそバンパイアである、というのが彼の主張だ。彼の恋人RelfinaもSeridurに殺されたらしい。
 なぜこのような場所にいるのかといえば、Seridurの策略によってバンパイアの容疑を掛けられたせいで街にいられなくなり、ここへ逃げてきたのだという。
 仮にSeridurがバンパイアだったとすれば、これはとんだ茶番劇だ。
 RolandにSeridurがバンパイアだという証拠があるのか尋ねると、Seridurが他のバンパイアたちと隠れている場所があると彼はいう。
 その場所についてはImperial Cityにある本屋First Editionの店主Phintiasが詳しいというので、ひとまず街へ戻り、Phintiasから話を聞くことにした。

■本屋 First Edition

 First Editionの店主PhintiasにSeridurのことを尋ねると、彼は『Memorial Cave』のことを教えてくれた。
 なんでもSeridurは時々この店を訪れるらしいのだが、その際にSeridurは大量の食料を持って現れるらしい。そのことに疑問を持った店主がどこへ行くのかと尋ねたところ、Seridurは1度だけこの洞窟の名前を挙げたという。
 そのMemorial Caveは歴戦の勇者といえど入ったが最後、戻ってこれた者は一人もいないと噂されているほど危険な場所らしい。
 これは一度 Memorial Caveへ行ってみる必要がありそうだ。

■Memorial Cave

 Memorial CaveはImperial Cityの南東に位置する場所にある湖畔の洞窟。
 洞窟内に足を踏み入れると、そこにはバンパイアたちの姿があった。

 弓矢を放ち、1体ずつバンパイアを誘い出しては倒すを繰り返しながら洞窟の深部へと進んでいく。
 Seridurはというと、この洞窟内にいたことはいたのだが、発見したときにはすでに死体となっていた。他のバンパイアと比べて変わった格好をしているわけでもなく、特別強いということもなかったので、洞窟内のバンパイアを殲滅した後に死体から装備品を漁る時まで彼を倒していたことに気がつかなかったのだ。ちょっと肩透かしをくらった気分だが、まあ、倒したことに変わりはないので良しとする。

■後日談

 Seridurを倒したことをRolandに報告した。
 彼はSeridurが自身の隠れ蓑として立ち上げた組織『Order of the Virtuous Blood』を今度はちゃんとした対バンパイア組織として再出発させると言っている。そして、組織の活動拠点となっていたSeridurの家の地下室で再び会う約束をし、彼と別れた。

 Seridurの家の地下室を訪ねると、すでにRolandは組織の改革を終えていた。なんとも仕事のはやいことだ。
 彼から今回の件の報酬として魔法の指輪(Ring of Sunfire)をもらう。また、この組織の名誉メンバーとして名前を連ねることとなった。
 組織では今後、バンパイアを倒した証(Vampire Dust)を持ってくればそれに対する報酬を払ってくれるそうだが、Vampire Dustは薬の材料になるので彼らに渡すことはないだろう。とはいえ、彼らに対する協力は惜しまないつもりだ。
 Order of the Virtuous Bloodの今後の活躍に期待したい。

 ≪Quest - Order of the Virtuous Blood - Complete≫

Ring of Sunfire
Resist Disease 35% on Self
Reflect Spell 25% on Self

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