アンヴィルの街と新たな家 (Where Spirits Have Lease)

■アンヴィルの街へ

 Imperial Cityで予定外の足止めをくらってしまったが、それも無事解決したので、大学の推薦を求めて各町の魔法使いギルドを巡る旅を再開することにした。
 今回の目的地はスキングラッドのはるか西、Abecean Seaに面した港町アンヴィル。スキングラッドとアンヴィルの間にはKvatchの街もあるが、Kvatchには魔法使いギルドがないようなので、今回の旅ではあえて素通りすることにした。

 まずはImperial Cityからスキングラッドの街へ行き、そこからスキングラッド裏手の渓谷を流れるThe Strid Riverに沿って西へ西へと進んでいく。
 野草を採取しながら歩いているために、旅の速度は実にゆっくりとしたもの。これまでに見たことのない野草が多く生えているThe Gold Coast地方に入ってからは、それがなおさら顕著になる。
 結局、アンヴィルの街に到着したのはスキングラッドの街を出発した翌日の夕暮れどきだった。

 街の散策は明日行うことにして、とりあえず今日は宿屋で休むことにした。
 宿屋『The Count's Arms』でチェックインを済ませた後、1階の酒場にいる客たちから話を聞いていると、その場にいたVelwyn Benirusという男性から家を買わないかと商談を持ちかけられた。なんでも彼の祖父が暮らしていた大邸宅らしいが、早く売却したいので格安の値段(5000Gold)で売ると言っている。

 ≪Quest - Where Spirits Have Lease≫

 彼にその邸宅の場所を教えてもらい、実際に見に行ってみると、その邸宅はアンヴィル城へと続く通りに面しており、且つ礼拝堂の近所という立地的には最高の場所に建っていた。また、大邸宅というだけあって家は大きく、外見も立派なものだ。
 この邸宅を、ひいてはアンヴィルの街を活動拠点とするにはいささか不便があるが、別荘として購入するのは良いかもしれない。それに、新しい街へ来て最初に購入するものが家というのもまた乙なものだ。

 宿屋へ戻り、Velwynに家を購入する旨を伝え、代金と引き換えに家の鍵と所有権を譲り受ける。
 彼が別れ際に苦情は受け付けないと言い残して去っていったのが気になるが、まあいいだろう。
 今夜はこのままこの宿に泊まり、夜を越した。

■購入した邸宅は・・・

 翌朝、さっそく購入した邸宅へ向かう。

 邸宅内はImperial Cityの家とは比べ物にならないぐらい広く、2階建てで、おまけに地下室まである。また、2階のベランダから眺める街の風景はなかなかのものだ。
 だがしかし、夜でもないのに家の中は薄暗く、たいまつの灯りがないと満足に歩くことも出来ない。他にも家具は倒れているわ、装飾品は散乱しているわ、部屋はあちこち蜘蛛の巣だらけと荒れ放題。おまけに地下室には怪しげな謎の紋様まで描かれており、もう散々。いったいこの屋敷は何年ぐらい手入れをされていないのだろうか。
 「さあ、がんばってあなた好みの立派な家にしましょう」というクエスト=ダイアログさんの言葉通りにがんばって改装するしかないのだが、それが終わるまでは荷物置き場にすらならなそうだ。

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