呪われた屋敷 (Where Spirits Have Leaseの続き)

 目が覚めたらベッドの周りに幽霊がいっぱいいて、俺のこと見てた。
 最初は夢かと思ったんだけど、あいつら俺のこと殴ってきて、それがすっごく痛かったんだ。

■呪われた屋敷

 宿代をケチってアンヴィルの家(Beniru Manor)で寝ていた時のこと。目が覚めるとそこにはBeniru Manor Ghostがいた。どうやらこの屋敷はただのボロ屋敷ではなく、幽霊の出るボロ屋敷だったようだ。
 俺が目覚めると同時に襲い掛かってきたBeniru Manor Ghostを3体全て倒した後、屋敷を出ようとすると、灯りがないはずの1階居間で何かが光っていることに気がついた。近づいてみると、そこには一枚の紙切れと骨の手。紙切れはどうやら日記のようだ。
 日記はこの屋敷の元の主Lorgren Beniruのもので、自分のことを理解しようとしないアンヴィル市民に対する恨みつらみがつづられていた。この日記で注目すべき点は、彼らに復讐する準備をするために屋敷の地下に隠し部屋を造ったという一節だ。また、その隠し部屋へ続く扉はBeniruの血統のものでしか開くことが出来ないとも記されている。

■Velwyn Beniruを捜して

 隠し部屋への扉を開かせるためにBeniruの血統の者、Velwyn Beniruを捜し出して協力を求めることにした。Velwynは俺にあの屋敷を売った後、この街を出て行ったところまでは知っているが、その後の足取りがまったくわからない。
 街の人にVelwynのことを尋ねたところ、彼が入り浸っていた宿屋『The Count's Arms』で聞いてみたらどうかとの助言を得たので、さっそく宿屋へ向かう。

 宿の主WilburにVelwynのことを聞くと、VelwynはImperial Cityへ向かったとのこと。
 Imperial Cityか。またずいぶんと遠いところまで行ったもんだ。

 自分の足で歩いてImperial Cityまでいくのは骨が折れるので、アンヴィルの街の入口付近にある馬屋で白馬を購入した。
 これで旅も多少は楽になるだろう。

 The Gold Roadを歩いていた女性にVelwynのことを尋ねると、VelwynはImperial CityのElven Gardens Districtにいると教えられた。
 Velwynは意外と有名人なのだろうか。

 Imperial CityのElven Gardens Districtに到着した。
 街の衛兵にVelwynのことを尋ねると、Velwynは宿屋『The King and Queen Tavern』と教えられたので、その宿屋へ向かう。

 宿屋「The King and Queen Tavern」へ行くと、Velwynはそこにいた。Velwynは俺とImperial Cityで再会したことに驚いているようだ。
 事情を説明し、協力してくれるよう説得すると、彼は協力することで祖父の呪縛から解放されるのならば、と協力することを了承してくれた。そもそも彼の一家は祖父Lorgren Beniruのせいでアンヴィルの街にいられなくなり、Imperial Cityへ越してきたらしい。
 Velwynとアンヴィルの街の宿屋で落ち合う約束をし、Imperial Cityを後にした。

■死霊術師 Lorgren Benius

 アンヴィルの街の宿屋『The Count's Arms』でVelwynと再会した後、一緒に屋敷へ向かう。

 屋敷内は地上も地下も幽霊(Beniru Manor Ghost)だらけで、幽霊に屋敷を占拠されたような感じになっていた。
 幽霊との戦闘を手伝ってくれるどころか、間違えて攻撃を1発当てただけで襲い掛かってくる厄介なVelwynを引き連れながら屋敷の幽霊を退治していく。
 やがて地下室の壁面に紋様が描かれている場所に辿り着いた。

 Velwynが壁の紋様の辺りを探っていると、なにか仕掛けが動くような音がして紋様が描かれている部分の壁が開き、怪しげな隠し部屋が現れる。そして扉が開くと同時に一目散に逃げて行くVelwyn。
 ・・・まあ、用は済んだし、いても邪魔なだけだからいいか。
 Velwynの後は追わず、このまま隠し部屋の探索を開始した。

 隠し部屋の中央には白骨死体が横たわる祭壇があり、壁面と床には例の紋様があちらこちらに描かれている。また、部屋の入口付近の机には一冊の本『Tome of Unlife』が置かれていた。
 本を手に取り、ページをめくると、そこには大小さまざまな紋様と血で押された手形。おそらくLorgrenはこの本を使ってなんらかの契約を結んだものと思われる。
 次に白骨死体が乗っている祭壇を調べると、どこからか声が聞こえてきた。何を喋っているのか聞き取れないが、口調からして「ここから出て行け」系の警告をされているという感じは受けない。むしろ何かお願いされているような感じだ。
 とりえあえず声の主が喋り終わるのを待ち、もう一度祭壇に触れる。すると、今度は高笑いする声が聞こえてきた。おそらく「この愚か者め」系の嘲笑をされているのだろう。そして次の瞬間、荷物袋に入れていた骨の手がひとりでに白骨死体にくっついたかと思うと、闇が祭壇を覆う。
 悪魔と不死の契約を結んでいた死霊術師 Lorgren Beniusがリッチとして復活したのだ。

 ・・・すぐ倒しちゃったけど。

■呪いから解き放たれた屋敷

 Lorgren Beniusを倒した後、屋敷の地下から出ると、あれだけひどく荒れていた屋敷の中がすっかり片付いていた。Lorgren Beniusを倒してことでこの屋敷にかかっていた呪いが消えたのだろうか。

 Velwynに事の顛末を説明するために宿屋『The Count's Arms』を訪ねる。
 Velwynは途中で逃げ出したことを謝罪した後、呪いを解いたことに対する礼を言い、再び家族の待つImperial Cityへと旅立っていった。

 ≪Quest - Where Spirits Have Lease - Complete≫

 いろいろと手間を掛けさせられたけれど、あのボロ屋敷が綺麗になったことだし、良しとしよう。

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