悪夢を打ち破れ (Through A Nightmare,Darkly)

■ブラヴィルの街へ

 アンヴィルの街での仕事はまだ残っているものの、大学への推薦獲得を優先して次の街に移動することにした。

 今回やってきたのは、アンヴィルのはるか東、Imperial Cityの南部に位置するブラヴィルの街。Niben Bayの畔にある小さい街で、3階建ての木造家屋が数多く見られる。

■Guild Masterからの頼み

 さっそくBravil Mages Guildへ向かい、推薦を得るためにギルドマスターのKud-Eiに話しかけたものの、彼女はそれどころではない様子。
 話を聞いてみると、彼女の大学時代からの親友で同ギルドのメンバーでもあるHenantierが実験でヘマをしてしまい、結果、Henantierはある場所に囚われてしまったらしい。
 彼女はなんとかしてHenantierを救出したいと言っているが、これ以上のことは仕事を受けてくれないと話せないとも言っている。

 ≪Quest - Through A Nightmare,Darkly≫

 大学への推薦絡みの仕事以外は受ける気なかったのだが、他ならぬギルドマスターの頼みでは断ることもできない。
 彼女の頼みを引き受ける旨を伝えると、彼女はHenantierの家に行くから後をついて来てとギルドハウスを出て行った。

■Henantierの夢の中へ

 Kud-Eiの後に付いてHenantierの家へ行くと、そこにはベッドの上で寝ているHenantierの姿があった。Henantierは囚われたとKud-Eiは言っていたが、なんてことはない、自分の家にいるじゃないか。
 ところがどっこい、Kud-Eiによれば実際に囚われているのは彼の肉体ではなく精神で、その場所は彼の夢の中。なんとも厄介なことだ。

 Kud-Eiは前に一度Henantierの夢に入り込み、彼の救出を試みたそうなのだが、その時 HenantierはKud-Eiの事を自分の夢が生み出した空想のKud-Eiだと思い、彼女の説得には全く耳を貸そうとしなかった。そこで彼と面識の無い人間の言うことならば彼も夢だと疑わず説得に応じてくれるのではないかと彼女は考え、俺に仕事を依頼してきたと、そういうことらしい。
 そして、Kud-Eiから『Dreamworld Amulet』を渡される。Henantierの夢に入るためにはこのアミュレットを身に着け、彼の近くで寝る必要があるらしい。

 言われた通りにアミュレットを身に着け、Henantierが眠るベッドの隣で眠りについた。

■4つの試練

 目が覚めると、隣のベッドで寝ていたはずのHenantierがベッドの傍らに立ち、こちらを見ていた。どうやら無事にHenantierの夢の中へ入ることができたようだ。
 ベッドから立ち上がると、身に着けていた装備品と持ち物が全て消えていることに気づく。しかし、ただひとつ、Dreamworld Amuletだけは身に着けたままの状態で残っていた。

 Henantierに話しかけると、彼はここから逃げ出したいが出口が見つからないと言っている。しかし、Kud-Eiが一度彼の夢に入り、そして出てきたということは、出口は必ずあるはずだ。

 夢の世界のHenantierの家を調べてみると、全部で4つの扉があり、それぞれが別の場所へと通じているようだ。他に出口らしきものも見当たらないので、とりあえず4つの扉から一つを選び、その先へ進んでみることにした。

■Test of Resolve

 まず最初に選んだのが『Test of Resolve』へと続く扉。
 扉を開くと通路があり、通路の先には半開きの鉄格子が見える。また、通路に入ってすぐ場所に箱があったので中を覗いてみると、箱の中には3種類の武器と防具一式が入っていた。
 とりあえず不要なLight Armor系の防具以外の装備を取り出し、装着する。

 通路を先へと進み、鉄格子の下を潜り抜けると、闘技場のような場所にでた。
 観客席に観客の姿はないが、対戦相手はじきに現れた。
 Dreamworld Minotaurが2体。
 つまり、こいつらを倒せということだろうか。

 Dreamworld Minotaurの強さは普通のMinotaurと同じかそれより少し強い程度。普段ならばどうということのない相手だが、いま居るのは夢の中。いつもとは勝手が違う。
 まず魔法が一切使えない。そしてポーションの類がない。つまり回復も出来なければ、ペットを召喚したり、武器に毒を塗ったりも出来ない。結果、最初の挑戦ではミノタウロスにほとんどダメージを与えることなく負けてしまった。

 再挑戦。まずは箱に入っていた武器の性能を見直す。

  • 武器破壊の魔法が付加されている方手持ち剣
  • Frostダメージの魔法が付加されている両手持ちハンマー
  • Shockダメージの魔法が付加されている杖

 これまで魔法の杖は一度も使ったことなかったのだが、どうやらこれは杖を振ると付加されている魔法が発動する仕組みのようだ。
 これを逃げ回りながら使えばいけるかもしれない。

 再び闘技場に足を踏み入れると、先ほどと同様に2体のDreamworld Minotaurが現れた。
 作戦通りに闘技場内を逃げ回りながら杖を振り、杖からほとばしる雷でミノタウロスにダメージを与えていく。杖の魔力が尽きたら、今度は両手持ちハンマーに持ち替えてミノタウロスを攻撃。ミノタウロスの残り少ない体力を削っていく。

 Dreamworld Minotaurを2体とも倒すと、闘技場の一角に階段が現れた。
 階段を上った先には台座の上に耀く珠(Element of Resolve)が置かれており、それを手にすると周囲の様子が一変。気が付けばHenantierの部屋に戻っていた。
 この珠を入手することに間違いはないのだろうが、これひとつで元の世界に戻れるわけでもないようだ。となると、残る3つの扉の先にもこれと同じような珠があり、4つ全て集めたときに元の世界に戻れるという寸法だろうか。

■Test of Courage

 2番目に選んだのは『Test of Courage』へと続く扉。
 扉を抜けてすぐの場所に箱があり、箱の中には水中呼吸を可能にするポーションが入っていた。そして、すぐそばには水中トンネル。
 つまり、この水中トンネルを抜けて行けということだろうか。

 まずは素潜りで行ける所まで行き、息がきれそうになる寸前でポーションを飲む。水中トンネルの途中に置かれていた箱にも同じポーションが入っていたが、結局このポーションは使うことなく、最初のポーションだけで水中トンネルを抜けることに成功した。
 水中トンネルを抜けた先の洞穴で『Element of Courage』を入手する。

■Test of Patience

 3番目に選んだのは『Test of Patience』へと続く扉。ここも扉を抜けてすぐの場所に箱があり、箱の中には1枚の紙切れが入っていた。
 紙切れはルーン文字でなにやら記されているものの、解読不能で内容はちんぷんかんぷん。まあ何かの役に立つかもしれないので、念のため持っていく。

 通路を進んでいくと正方形の広場があり、床には碁盤目状に角型スイッチがびっしり設置されている。周囲を見回すと、この広場が矢が飛び出る罠で囲まれていることに気がついた。
 これはおそらく床に敷かれたスイッチの上を正しい順序で歩かないと周囲から矢が飛び出してくるという仕組みなのだろう。となると、先ほど入手した紙切れに記されていたのは、このトラップをクリアするためのヒントということになる。だが、紙切れを見てもさっぱり意味がわからない。
 仕方が無いので覚悟を決め、スイッチとスイッチのわずかな隙間を一気に駆け抜ける。スイッチを踏んでいないのでトラップは発動しない。ずるいとは言わないでくれ。

 この後、これと同様のトラップ地帯がさらに2箇所あったが、ヒントの解読などはせずに、2箇所とも走り抜ける。
 計3箇所のトラップ地帯を抜けた先で『Element of Patience』を入手する。

■Test of Perception

 最後に選んだのは『Test of Perception』へと続く扉。
 扉を抜けた先は薄暗く、上空には赤いクリスタルが明滅している。

 箱からタイマツを入手し、点灯すると、奥へと延びる細い通路の両脇は底が見えないぐらい深い穴になっているのがわかる。道を踏み外したが最後、確実に生きてはいられないだろう。また、通路のところどころにスイッチが設置されており、これを踏むと当然のごとく罠が作動する。穴に落ちないように気をつけながらスイッチを回避するのは一苦労だ。
 通路の一番奥で『Element of Perception』を入手する。

■現実世界への帰還

 4つの珠を入手した後、再びHenantierに話しかけると、少し挙動がおかしかった彼に正気が戻ったようだ。彼は自分の置かれている状況を把握すると、現実世界で会おうと言い残して夢の世界を抜け出していった。
 彼が夢から覚めると同時に、彼の夢の中に取り残されていた俺も現実世界へと戻ることができた。一人残された時はどうなることかと思ったものだ。

 この後、現実世界で再会したHenantierから礼を言われ、Arctic Blowの巻物をひとつ貰う。
 苦労させられた割には報酬がへぼい気もするが、まあ楽しかったから良しとするか。

 ≪Quest - Through A Nightmare,Darkly - Complete≫

Copyright (C) 2006 Privespa All Rights Reserved.