育て屋

 7番道路の橋を渡ってすぐのところにポケモンの育て屋がある。
 友達の手によって半ば無理やり店内に連れ込まれた私は、ポケモンのタマゴが採れるよという店長の甘い言葉に乗せられて、ツンデレとワンタロウを預けることになった。

 二匹を預けた後、店の外にいた飼育員とおぼしき男性にそれとなく二匹の様子を尋ねてみる。すると彼は、二匹はお互いに別のポケモンと遊んでいる、と教えてくれた。
 うーん、あの子たちは仲が悪かったのだろうか。それともタマゴが採れるというだけあってオスとメスで預けないと駄目だったのだろうか。
 少し不安を覚えたが、しばらく預けておこうと育て屋を後にした。

 ひとつ前の日記と話が少し前後するが、二匹を預けている間の時間つぶしにトゲの生えた木の場所を巡り歩く。オスのリオル(キリサメ)をゲットしたのもこの時。もしもツンデレとワンタロウでタマゴが取れなかったら今度はこのリオルとワンタロウを預けて交配させてみよう。

 しばらく休憩した後、二匹を迎えに再び育て屋を訪れる。
 店長から預けていたツンデレとワンタロウを返してもらうと、ツンデレはレベル+2、ワンタロウはレベル+3の状態で戻ってきた。残念ながらタマゴはなし。

 まあ、ここまでは良い、ここまでは。問題はここから。

 二匹のスキルを確認すると、ツンデレの「ニトロチャージ」が「おまじない」に、ワンタロウの「みやぶる」が「いやなおと」に変化しているではないか。ちょっと待ってくれ。勝手にスキルを変えるとか、そんなの聞いていない。
 店長を問い詰めるもポケモンが勝手にしたこととシラを切るばかりで話にならない。
 しぶしぶ代金を払った私は、今度はワンタロウとキリサメをお願いします、と二匹を預ける。こうなればヤケだ。
 同じ種族でオスとメスを預けた場合どうなるか。結果は明日になればわかるだろう。

■備考

 育て屋に預けたポケモンがレベルアップして新しいスキルを覚えた場合、先頭にあるスキルから順次消えていくもよう。預ける前に消えても良いスキルを先頭に移動させておくと良さそうです。

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