プレイ日記 ＃28　ひとりぼっちのカロス発電所奪還作戦

　緑豊かなヒヨクシティから13番道路に出ると、そこはまさに世紀末。草一本生えていない荒涼とした大地に強風が吹きすさぶ。

　しかしなんだろうな、この風の強さは。自転車やローラースケートでは風に押し戻されて動けやしない。普通に歩く分にはなんとかなるが、十字キーでの操作を強いられるのは不愉快だ。
　不愉快といえば13番道路に出現する野生ポケモン。地中にいるせいか風の影響を受けずに高速で移動する。しかも妙に当たり判定が広いために避けたつもりが接触してバトル突入なんてザラにある。というか、なんでここだけシンボルエンカウントなの？　スプレー使えないんですけど！！！
　出現する野生ポケモンは地面タイプが多いので、ここでのバトルは草ポケモンのイバラに一任して先へ進む。もうポケモンを入れ替えるのも億劫だ。

　13番道路からミアレシティに通じる扉は電力不足とやらで開かない。別に扉が開かなくてもミアレシティに行く手段はいくらでもあるのだが、電力を復旧させないことには話が進まないのがこの世の不条理。JRPGの限界ってやつだ。
　私は否応なしにカロス発電所へ行くことになる。

　カロス発電所はフレア団に占拠されていた。所内のあちらこちらにフレア団の下っ端どもの姿が見受けられる。
　それにしても軍や警察は何をしているのだろう。たしか私が初めてミアレシティを訪れた時から電力不足の噂は耳にしていたので、かなり前から占拠されていた可能性が高い。それが今日まで野放しにされているのだから呑気というより他にない。

　このカロス発電所内でフレア団の下っ端が扱うポケモンは、グラエナやレパルダスといった悪タイプのポケモンとゴルバットやマルーノムといった毒タイプのポケモン。
　毒タイプはエスパータイプなツンデレでバツグンだが、エスパータイプは悪タイプに対して無力。一方、悪タイプは格闘タイプのワンタロウでバツグンだが、毒タイプに対してはイマイチ。
　そこで私は、相手に応じてツンデレとワンタロウを使い分けながら下っ端を片付けていく。

　最後にフレア団の幹部（幹部なのに名前なし）、そしてフレア団の科学者（科学者なのに名前有り）と戦い、カロス発電所をフレア団の手から解放する。
　これでミアレシティの電力不足も解消するだろう。

　カロス発電所を後にし、いざミアレシティへ。