ヒャッコクシティにて

 マンムーの背に乗り17番道路の深く積もった雪をかき分け、次の街、ヒャッコクシティに到着した。
 巨大な水晶で出来た日時計が有名なヒャッコクシティだが、他にはこれといって何もない。その日時計も肝心な影が映っていないためにただのオブジェと化している。

 ポケモンセンターに立ち寄るとフレンドリーショップで技マシンが売られていた。ふぶき、かみなり、だいもんじ、きあいだま、はかいこうせん。どれも上級技っぽい響きだ。
 幸いなことに私の手元にはバトルシャトーで稼いだ軍資金がある。そこで私は売られている技マシンを全て購入。所持金がほとんど吹っ飛んだが、これでポケモンたちが強くなるなら安いものさ。

 技マシン購入後、さっそく習得可能な技の能力をチェックする。
 どの技も威力は高いが、命中率が70と低いのが気になるところ。『はかいこうせん』だけは命中率 90と少し高いが、使用後1ターン行動できないペナルティがもれなく付いている。
 ちょっと命中率を下げられたら攻撃が当たらなくなるこの世界で命中率 70は使いづらい。とりあえず破壊光線をハワワに覚えさせ、あとの技マシンは荷物袋に押し込む。いつか使う日も来るだろう。

ヒャッコクシティジムチャレンジ

 伝説のポケモン、イベルタルの伝承を語り部から聞いた後、これといって他にやることもないので早速ジムリーダーに挑戦することにした。

 ヒャッコクシティジムはエスパータイプのポケモンジム。
 ジムの入口からポケモンボールの中に転送された私は、球状に湾曲した不思議な空間でジムトレーナーたちとバトルを繰り広げる。
 それにしても、この空間。球状、しかも通路が半透明ということもあり、少し離れた場所に立っているオカルト娘のスカートが否応なしに目に入る。だが見えない。
 見えそうで見えないものをオカルトと呼ぶならパンツもオカルトと言えるのではないだろうか。

 さて、世界の真理に触れる話は置いておいて、ジム内のバトルに話を戻す。
 相手がエスパータイプのポケモンということもあり、最初はエスパーに対してバツグンなゲンガーを出して戦っていたのだが、どうやら敵に毒タイプの技を使うポケモンが混じっているようで、ゲンガーでは逆にバツグンダメージを受けて一撃死する始末。そこでエスパー&毒にポケモンを探したところ、ゴースト+鋼タイプのポケモンが最適と判断。ゲンガーに変わり、ニダンギルのまけんどーを久しぶりに戦線復帰させる。
 ヒャッコクシティジムの戦いは、ジムリーダーのゴジカ戦を含めて、まけんどーが1体で全て倒しきった。ピンチといえば、ゴジカ戦でニャオニクスと戦った際にシャドーボールでバツグンを受けたことぐらいか。

 ゴジカからサイキックバッジを受け取り、これで残るジムバッジは1つ。私がチャンピオンとしてカロスに君臨する日も遠くはない!
 そんな私の浮かれ気分に水を差すかのように一通のメールが届く。それはフレア団による世界の終わりを宣言するものだった。

■現在のレギュラーメンバー

ニックネームレベルタイプ習得技
ツンデレ
(マフォクシー♀)
70→72 ほのお
エスパー
かえんほうしゃ、ほのおのちかい、みらいよち、サイコキネシス
ブリガロン
(ブリガロン♂)
62→65 くさ
かくとう
ニードルガード、のしかかり、アームハンマー、ウッドハンマー
ハワワ
(クチート♀)
65→68 はがね
フェアリー
はかいこうせん、アイアンヘッド、かみくだく、じゃれつく
サバミソ
(ワルビアル♀)
52→55 じめん
あく
かいりき、イカサマ、じしん、かみくだく
まけんどー
(ニダンギル♀)
54→58 はがね
ゴースト
シャドークロー、せいなるつるぎ、アイアンヘッド、つるぎのまい
ルルララ
(アマルルガ♀)
53→55 いわ
こおり
がんせきふうじ、しろいきり、ゆきなだれ、げんしのちから

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