プレイ日記 ＃39　伝説降臨

　遂に姿を現した最終兵器。だが、幸いなことに発動はしていない。
　今ならまだ間に合うと、私とセレナは、最終兵器の発動を阻止すべく、フレア団の秘密基地に潜入する。

　秘密基地に潜入して間もなく、またも赤いおじさんとポケモンバトル。
　出してくる順番こそ違うものの、扱うポケモンはフラダリラボの時と同様。コジョントにはツンデレ、ギャラドスにはブリガロン、ドンガラスにはまけんどー、カエンジシにはサバミソで応戦する。
　今思えば悪＋飛行タイプのドンガラスにはエスパータイプのツンデレを当てればよかったと反省。まけんどーは鋼タイプなのでドンガラスの使う悪タイプ技「つじぎり」とは相性最悪だった。

　赤いおじさんを倒した後、最終兵器のエネルギー供給源を奪還すべく、セレナと共に基地の最深部へ向かう。

　道中に立ちはだかるフレア団幹部を私とセレナのコンビバトルで打ち倒し、エネルギー抽出装置が置かれている部屋に到達。しかし、そこには装置を守るフレア団幹部達が待ち構えていた。
　幹部たちが使うポケモンは、毎度お馴染みのグラエナ、ヘルガー、ライボルト、レパルダス、マルノーム。嫌というほど戦ってきた奴らだが、これで戦い収めかもしれないと思うと淋しい気もする。

　幹部達を倒し終え、これで一息付けると思った矢先、伝説のポケモン、イベルタルがカロスの地に降臨した。真紅の体に漆黒の翼を持つ凶鳥。禍々しくもあり、気高くもある。
　そんなイベルタルの姿に我を忘れて見とれていたが、どうもイベルタルの様子がおかしい。まるで怒っているかのような印象を受ける。辺りを見渡せば、今この部屋には私一人。
　これはまずいかもしれない。
　イベルタルを刺激しないように部屋を抜けだそうと徐々に徐々に後ずさり。だが、もう遅かった。
　イベルタルは私を敵と認識したのか、翼を大きく広げて威嚇してきたかと思うと、そのまま襲いかかってきた。

　イベルタルは、調べるまでもなく、悪＋飛行タイプのポケモン。ここは悪タイプの技を無効化できるツンデレを投入し、バトルを開始する。
　先手をとったのはイベルタル。イベルタルの繰り出すバークアウトがツンデレにバツグンダメージを叩き出す。そのお返しにツンデレが放った火炎放射はイベルタルに火傷を負わせる。
　だが、ちょっと待てよ。どうしてバークアウトでツンデレはバツグンを受けたのだろう？
　技リストで確認すると、バークアウトは悪タイプの特殊技とある。それならエスパーであるツンデレは無効化できるはずだ。

　ここで私は気がついた。タイプ別相性表の攻撃側と守備側とを見誤ったことに。悪タイプのポケモンを相手にエスパータイプのツンデレを出すなんて相性が悪いにもほどがある。
　あわててツンデレをハワワと交代。ハワワのじゃれつくでイベルタルを攻撃し、イベルタルを倒す事に成功した。

　戦闘終了後、イベルタルと私は向かい合う。
　イベルタルは仲間に入れて欲しそうな表情を浮かべながらモジモジしている。そしてイベルタルは私に襲いかかってきた。って、なんでー？

　襲いかかってくる、倒す、見つめ合う、襲いかかってくる、倒す、見つめ合う。何度繰り返しただろうか。
　イベルタルが仲間に入れて欲しいと言っているのはわかる。だからチームに空きを作るために街へ戻りたいのだが、帰ろうとすると襲いかかってくる。一体どうすれば良いと言うのだ。
　しばし考えた末、私は一つの結論にたどり着いた。
　そうか、ポケモンボールで捕まえろってことなのね（鈍感

　倒す分にはハワワのじゃれつく一撃で良いが、捕まえるとなると難易度が一気にアップする。だが、やるしかない。
　私はハワワにじゃれつくではなくアイアンヘッドを使うように指示。イベルタルの攻撃が強いために逆に倒されやしないかと冷や冷やするが、ハワワはアイアンヘッド２発でイベルタルのＨＰを倒すギリギリのところまで減らす。グッジョブとしか言いようがない。
　私はすかさずハイパーボールを取り出し、瀕死のイベルタルに投げつける。

　カチッ カチッ カチッ・・・カシャッ！

　このカシャッの前の微妙な間にドキドキさせられたが、イベルタルの捕獲に成功。
　それではいきますか。

　イベルタル ゲットだぜ！

　(ﾟ∀ﾟ∩ ｨｪｨ!!

　ちなみに、イベルタルには雌雄の区別はない。こういうポケモンはタマゴを産むのだろうか。今度試してみないといけないな。

　この後、珍妙な格好で現れたフレア団のボスとのポケモンバトルに勝利した私は、フレア団の野望を完全に打ち砕いた。これで二度とやつらが私の前に姿を現すこともないだろう。
　さらばフレア団。フレー、フレー、フレア団！