ハーベストフェスティバル

 今日は年に一度のハーベストフェスティバル(収穫祭)が行われる日。
 私もこの日に備えて果物や茸、入手の難しい魚介類を集めておいた。準備は万全、いつでもこい!
 ただ、今の時間は 5時40分。フェスティバルが始まる 6時まで少し時間がある。もう少しだけ布団の中でゴロゴロしていよう。

 おなじみの「みなさ〜ん、もう朝ですよ〜」の村内放送と同時に家を出ると、最近では食材になったと噂のウーパールーパーが私の出待ちをしていた。
 そのウーパールーパー(=ししょう)は、なにやら屁理屈をこねながら「商店街にライブハウスを建てたいので村人の署名を集めてきてくれ」と署名用紙を私に手渡し、駅の方へ姿を消す。
 どうせフェスティバルで村人も集まることだし、署名はその時にでも集めれば良いだろう。

 そして、ハーベストフェスティバルの開幕が告げられた。


(c) 2012 Nintendo

 ふと郵便受けを覗くと、過去の自分からの手紙が届いていた。

「22にち マリリン たんじょうかい」

 いけない。すっかり忘れていた。
 一旦部屋に戻り、マリリンに渡すプレゼントを物色する。しかし、何をプレゼントすればマリリンが喜ぶのかさっぱり思い浮かばない。ダブついているバルーン系家具やキノコ系家具を押しつけるか、それとも洋服にするか。

 さんざん悩んだ結果、プレゼントは「さばくのさぼてん」に決めた。
 コンビニでラッピングペーパーを購入し、さばくのさぼてんを包んでマリリンの家へ向かう。

 朝の6時を過ぎたばかりだというのに、マリリンの家ではマリリンとブーケちゃんが大はしゃぎしていた。


(c) 2012 Nintendo

 マリリンにお祝いの言葉を述べた後、もってきたプレゼントを手渡す。
 果たして喜んでもらえるだろうか。

 嬉しそうにプレゼントを開くマリリンの様子を見ていると、それまで明るい笑みを浮かべていたマリリンの表情が一気に曇る。どうやらプレゼントの選択を失敗したようだ。一緒にいたブーケちゃんも「これはないわぁ…」と視線で訴えかけてくる。
 その場にいるのがいたたまれなくなった私は早々にマリリンの誕生会を抜けだし、フェスティバル会場へ逃げ出したのであった。

 ハーベストフェスティバルの会場は広場に設置されていた。
 そこでは今回のフェスティバルで料理を担当するフランクリンが料理の準備をしているところだった。


(c) 2012 Nintendo

 フランクリンと話をしていると、ミックスサラダを作りたいのだが材料がなくて困っていると相談を持ちかけられた。
 ならば私がその食材を集めて持ってきましょうと、何を持ってくれば良いのか尋ねると、「アジ」「ほそいキノコ」「リンゴ」が必要だと告げられた。

 ・・・リンゴ? うちの村にそんな果物はない。

 私のハーベストフェスティバルは早々に終了した。

ハーベストフェスティバル再び

 「貴方が持っていない食材でも村人のどなたかが持っているかもしれませんよ?」

 そうフランクリンに教えられた私は村を歩き、起きていた住民たちに手当たり次第声をかけていく。しかし、「ライブハウスの署名? いいよ」と署名はしてくれるのだが、林檎をくれる気配はない。やさおに至っては「林檎はあげないけど名画をあげますよ、はぁ」と溜息混じりで『おちついためいが』という絵を手渡してくる始末。
 ふざけやがって。あとで博物館に寄贈してやる!


(c) 2012 Nintendo

 その後もしつこく住民に話を聞いていると、家の中で料理をしている人からならもらえるのではないか、というヒントを得た。
 さっそく家で料理をしている住民を探したのだが、起きている住民たちは全員外をぶらぶらしており、家の中にいて唯一起きているマリリンとブーケは誕生会でノリノリである。
 早起き条例を敷いているにもかかわらず起きてこない住民に憤りを感じつつ、日課である花の水やりをして時間を潰す。

 7時を過ぎた頃だったか。ようやく1号が家の中で料理を開始した。
 1号に「林檎もってなーい?」と尋ねると、アジを持ってきてくれれば食材と交換するよと言われたので、いそいそと磯へアジを釣りに行く。

 さっそく釣ってきたアジを1号に渡すと、1号からお礼にと「ほそいキノコ」を差し出される。
 これはリンゴではありません。キノコです。ディス イズ キノコ。アンダスターン?
 叩き返してやろうかと思ったが、しかし、起きて料理をしているのは1号ただ一人なので機嫌を損なわれては困る。ここはぐっと我慢。
 その後も1号に言われるがまま食材を集めに走り、何度目かの物々交換でようやく念願のリンゴを手に入れることができた。

 というわけで


(c) 2012 Nintendo

 まずは前菜のミックスサラダが完成。もちろん隠し味のレモンもちゃんと渡してある。隠し味に適した食材は物々交換中に1号が教えてくれたので助かった。
 その後も、貝のクリームスープ、メインディッシュのヒラメのムニエル、デザートのアップルパイと、持っていない調味料やフルーツは全て1号との物々交換で調達しつつ、料理を完成させていく。

 そして、ハーベストフェスティバルのためのフルコースがここに完成した。


(c) 2012 Nintendo

 写真を取り忘れたので夜の映像になってしまったが、誰一人、料理には手を付けていないもよう。
 少々寂しい。

 今回のハーベストフェスティバルで私が作った(手伝った)フルコースは下記の通り。

  • ミックスサラダ … アジ、ほそいキノコ、リンゴ、レモン(隠し味)
  • かいのクリームスープ … ミルク、ハマグリ、ホタテ、バター(隠し味)
  • ヒラメのムニエル … こむぎこ、ヒラメ、ひらたいキノコ、ビネガー(隠し味)
  • アップルパイ … こむぎこ、リンゴ、レモン、ハチのす(隠し味)

 この後、私はもう一人の私(サブキャラ)となり、もう一度ハーベストフェスティバルに参加。
 物々交換で村に生えていないフルーツや調味料を集めたのであった。


(c) 2012 Nintendo

 それはそうと、ハーベストフェスティバル用に集めておいた魚や海産物、ほとんど使わなかったな…。


(c) 2012 Nintendo

村長のお仕事

 先日キャンプ場で誘ったグルミンの新居の建つ場所が判明した。
 そこは南側の海岸へ降りる斜路のすぐ近く。通行の邪魔と言えば邪魔だが、それも新しい橋さえ架かれば大した問題ではなくなる。むしろ、全体のバランスを考えると理想的な場所に建ててもらえたといえなくもない。
 珍しくタヌキがいい仕事をしたと思いきや、あのタヌキ、人がせっかく南の島から持ってきて栽培していたマンゴーの木を切り倒しやがった。


(c) 2012 Nintendo

 ようやく実を付け始めたところだと言うのに・・・。

 ハーベストフェスティバルで村に生えていないフルーツをいくつか入手したので、それを基に果樹園を作ることにした。できればタヌキが家を建てられない場所が望ましい。
 新住人のふりをしてタヌキを引き連れ、家を建てられない広場を探したのだが、村北西部の狭い場所でさえ家を建てられる事実に愕然とする。
 さらに、このタヌキときたら村長に断りもなく公共物を破壊して家を建てようとする始末。



(c) 2012 Nintendo

 さすがに引っ越してきた住民の家を建てる際には公共物を潰すようなことはしないと思うが、少々恐ろしくも感じる。
 せっかくなので、この邪魔だった外灯を壊してもらう。タヌキも使いようだ。

 なお、考えた結果、タヌキに家を建てられても果樹が全滅しないよう、村の北西部と北東部の2カ所に分けて果物を育てることにした。北西部は間隔を広めに、北東部は狭めに果物を植えてみる。

 今日現在の村の状況。


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 その他の今日の出来事としては、商店街に靴屋が開店。CLUB444建設の署名を集め終え、署名用紙をししょーに手渡す。

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