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494年6月 遺伝子合成に手を出す
■494年6月9日
遺伝子構成機を使用すると、住人の一覧が表示された。名前の脇には遺伝子数?とFP(フィートポイント)が掲載されている。
この世紀の実験の記念すべき最初の被験者は、ロイテル君。おめでとう!
機械に住人を入れた後、もう一度機会を調べると、どの遺伝子を合成するかの画面が出てきた。
とりあえず効果がわかりやすそうな遺伝子を使ってみるかと、《二刀流の記憶》を持っていた大道芸人の遺伝子を投入。おそらくはこれで二刀流スキルを獲得すると思うのだが、さてさて。
遺伝子合成機に遺伝子を投入すると、写真を撮る間もなく【完了】と表示され、ロイテルが装置内から飛び出してきた。
うむ。予想通り二刀流のスキルを習得したようだ。
続いて主能力が上がりそうな《器用の記憶》を持つ遺伝子を投入。
すると、器用が11→14に3上昇した。
最後に劣性遺伝子を投入。
これまでに合成した遺伝子の脇にゴミ箱マーク(?)が表示され、それをクリックすると「削除しますか?」のダイアログ。これに「はい」と答えると、遺伝子が1つ減り、フィートポイントも使用していた分回復した。
やりなおしは可能と。
遺伝子合成機は、扱いが複雑そうなイメージを持っていたが、思っていたよりもシンプルで扱いも簡単だった。よかったよかった。
ロイテル君、お疲れ様でした。
さて、ここからが本番。収納箱を物色し、パーティーメンバーに組み組むべき遺伝子を探しはじめる。
そして見つけたのが《北の国からの記憶》を持っていた温泉マニアの優性遺伝子。
これで「北の国から」のフィートが付けば氷結攻撃でアイテムを壊されずに済む。ひいては耐氷ブランケットを用意する手間が1人分省ける。
この遺伝子を合成するのは攻撃を受ける頻度が高いコーシー。
コーシーを装置に入れ、温泉マニアの優性遺伝子を投入。
180hって、え? 180時間もかかるの? ロイテルの時は一瞬で終わったのに。あれはしょぼい遺伝子だったからすぐに終わっただけだったのか。
ここで遺伝子合成が終わるまで8日も待っているわけにもいかず、コーシーを一人残してこの場を後にした。
■494年6月10日
ダンジョン探索に行きたいが、コーシー不在となると危険度が高い場所へは行きづらい。そこで、この遺伝子合成の待ち時間を共生による新たなシナジーを発見する期間とし、寄生させる住人をとっかえひっかえしてみることにした。
最初は魔術師のツネイル。
とにかくツネイルは炎の光線を連続で射出する。このせいで、私を含め、パーティーメンバー全員の耐熱ブランケットの消耗が速いこと速いこと。最近は敵よりもツネイルの方が怖いぐらいだ。
そこで共生。ツネイルを私に寄生させることで少なくとも私がツネイルの炎に焼かれることはなくなった。あとは私がうまく位置取りして仲間が焼かれないようにすれば被害を抑えられるだろう。
これで接近戦専用の「雷の手」をもっと使ってくれるとうれしかったのだが、ツネイルは普段から使っている「炎の手」と「氷の矢」しか使わなかった。残念。
■494年6月21日
■494年6月28日
遺伝子合成が完了したコーシーを迎えに行く。
ちゃんと特性「北の国から」を獲得できたもよう。「旅歩き」のスキルを習得できた点も良い。歩いているだけでフィートを稼げるので育成即促進スキルみたいなもんですよ。
コーシーの遺伝子枠とフィートポイントはまだ余裕がある。そこで防御力が上がりそうな《石の守備の記憶》を持つ遺伝子を追加で合成しようとしたのだが「石の守備はこれ以上追加できない」とのエラーが出た。
石の守備なんてもってませんけど? と思ったものの、コーシーは「鋼の守備」という似たような名前のフィートを持っている。このせいでダメだったのだろう。しかたなく《我慢強いの記憶》を持っていた遺伝子を合成する。
これはもう少し後で気づいたのだが、この「石の守備」というのはプレイヤーキャラも習得可能なフィートだった。石の守備→鉄の守備→鋼の守備とランクアップしていく。よくよく見れば、《我慢強い》や《スピリチュアル》もプレイヤーキャラが習得可能なフィートだ。
とどのつまり、この遺伝子合成というのは、住人用のフィート獲得手段。住人のフィートポイントを消費して遺伝子を合成する行為は、プレイヤーがフィートポイントを消費してフィートを取得する行為に該当する。遺伝子合成機はそのための道具だったのだ。
なんか急に遺伝子合成に対する敷居が低くなったぞ。
今回の成果
■遺伝子合成
遺伝子 | FP | |
コーシー |
|
19 |
|
7 |