495年3月〜6月 すくつへの無謀な挑戦

■今年度の栽培計画

 この世界で活動を始めて11回目の春を迎えた。拠点運営は安定してきたものの、キャラの育成は次のステップに進めそうで進めない。そんなもどかしい日々を送っている。

 さて、太陽のテーブルランプ(以後、太陽ランプ)によって野菜の通年栽培が行えるようになった我が拠点。これを踏まえて各拠点で栽培する作物を見直すこととなった。

拠点栽培物面積肥沃度
プリヴェス大根25100.0
イーモ50150.0
ヴェルニース50150.0
牧草7537.5
ドッグラン牧草14070.0
コットン2550.0
青い草612.0
紫の草612.0
アビ612.0
コフィ624.0
浜辺(仮)バナナ73146.0

●プリヴェス

 プリヴェスでは冬場に撒いた大根とイーモを継続して栽培。


●ヴェルニース

 ヴェルニースは、太陽ランプを設置する想定で農地を再整備。これまでドッグランで栽培していた稲作りをヴェルニースで行い、そして、リーンカーネーション計画のために余った肥沃度を全て牧草栽培に回す。


●ヴェルニース

 稲作を行っていた用地でコットンと薬草の栽培を開始。ついでに品種改良だけしておくかとコフィの栽培を初めてみた。


●浜辺(仮称)

 浜辺では蜜柑とバナナの栽培を行ってきたが、おまかせ農業だと採れる果実はほんの数個だけ。そこで栽培する果樹をバナナに絞り、バナナの実、バルルの丸太、大きな葉の生産量を増やす。


■494年3月4日

 リーンカーネーション計画を開始しておよそ一週間。かたつむり拷問官とセキュリティーガードの有精卵を入手。幸先の良いスタートを切ることができた。



■494年3月7日

 森マップのダンジョンで鳥の巣からマスターイークの有精卵を入手。


 夜になると薄暗くて見づらくなる森マップはあまり好きではなかったが、有精卵をふ化させる方法を発見してからは一番好きなダンジョンになった。鳥の巣から有精卵を探すのが楽しい。

■494年3月8日

 傭兵魔術師の有精卵を入手。初の魔法使い系キャラの有精卵となる。


■494年3月14日

 ダンジョン内でクミロミ様の神像を発見する。ここまでプレイしてきて初めてかもしれない。


 そんなクミロミ様からは「クミロミの秘密の経験」なるアイテムをいただいた。


 試しにつかってみたところ、経験値アイテムだったようで、フィートポイント1を獲得した。経験値アイテムなら私ではなく仲間に使えばよかったと少し後悔。

■494年3月20日

 銀眼の斬殺者の有精卵を入手。


 銀眼の斬殺者は、拠点を襲撃しにきては住人を殺害しまくるクソ野郎という印象が強く、あまり好きではない。来客として拠点を訪れている時でも「銀眼野郎がいる!」とつい身構えてしまう。
 そんな銀眼野郎だが強さは折り紙付き。これからはパーティーメンバーとしてその力を存分に振るってもらおう。

■494年3月27日

 ダンジョン探索中、魔法使いの範囲魔法が誤って当たったのだろうか、『ビッグダディ』が襲ってきたのでやもなく撃退。すると、砕け散ったビッグダディ―のボディからリトルシスターが飛び出してきた。


 ビッグダディ―は機械だけにリトルシスターが乗り込んで操縦していた? なんにせよ、初めてリトルガーデン以外の場所で見つけたリトルシスターだ。捕まえなくては。

 捕まえなくてはというものの、肝心の捕獲に用いるアイテムを持っていない。そこで、いちかばちか帰還の魔法でリトルガーデンへ飛んでリトル捕獲玉を購入。あとはダンジョンが消える前に戻ることができるかだが、なんてことはない、帰還の魔法で元居たダンジョンへ戻ることができた。

 ダンジョンに戻った後、リトルシスターにリトル捕獲玉を投げ、初捕獲に成功。


 そもそもリトルシスターはリトルガーデンから逃げ出したんだっけか? 見つけたら捕まえてきてくれと言われてから十年近く経つが、ようやく一人目を捕まえることができた。

 今思うと『ビッグシスター』と『ビッグダディ』は共にビッグ繋がりの名前である。そこに気づけていればもっと早く『リトルシスター』を見つけられたかもしれない。

 リトルシスターを捕獲した玉は、モンスターボールとは異なり、リトルガーデンでしか投げることができなかった。そして、捕獲玉から解放されたリトルシスターはリトルガーデンの住人として加わり、リトルガーデンの発展度が上がる仕組みになっていた。

 リトルシスターを1体捕獲・解放するごとにリトルガーデンの影響力を5獲得。この影響力で家具徴収チケットを購入し、お布団の製作にもちいる「この耐えがたい世界に残された最後の僅かな良心」という長い名前のぬいぐるみを徴収する。


■494年3月28日

 幸運の女神像を発見! 二度目になる女神の残り香を授かる。くんかくんか。


 今度効果が発現したら「力が欲しいか? ならばくれてやる」的な展開を期待して「力」と入力してみる予定。

 そして、同じダンジョン内で(賞金首)のモンスターを発見。未実装を疑っていたがちゃんと実装されてた。


 (賞金首)付でも強さは変わらないもよう。レアモンスターに一定確率で(賞金首)と付き、おまけで討伐報酬を得られるようになったって感じかな。

■494年4月4日

 銀眼の斬殺者ことシルバリーに勿忘草の剣(本物)を購入する。


■494年5月15日

 日付は飛んで5月。ゲーム序盤にフィアマから貰った鍵の掛かった宝箱がついに開いた。この時の解錠スキルは、装備品補正込みで53。

 宝箱の中に何が入っていたかを詳しく書くことは避けるが、出会うたびに「頭は大丈夫?」と問いかけてくるフィアマにその言葉をそっくりそのまま返してあげたいものだったとだけ記しておく。

■494年6月19日

 最初こそ順調に進んでいたリーンカーネーション計画だったが、有精卵を見たのは3月20日が最後。そこから3カ月以上何の音沙汰もない。そして、仲間を引き連れてのダンジョン探索も有用なアイテムを入手できず。若干の閉塞感を覚えつつ月日だけが過ぎていった。

 この状況を打開するためにはどうすればいいか。考えた末に出した答えが「すくつ探索」。危険度:51のダンジョンで、探索には「すくつ探索許可証」なる特別な許可が必要なダンジョンだ。


 すくつは、いわゆるやり込み系の場所と認識している。本当は仲間達がもっと育ってから挑む予定だったが、次のステップに進むための足掛かりが欲しいと、このタイミングで挑戦に踏み切った。

 すくつ内部は、普段のダンジョンと特に変わった様子もなく、出現するモンスターの顔ぶれもいつもと同じ。違うのは敵のレベル。すくつ内ではプチですら(いい勝負)判定になっている。


 そして、ちょっと敵に囲まれると攻撃に耐えきれずに死亡する。


 この感覚、ずいぶんと久しぶりだ。まるで仔犬の洞窟やナイミールを探索していたあの頃に逆戻りしたかのようだ。

 ダンジョンに再潜入し、なんとか地下1階はクリアしたものの、地下2階に下りてすぐに死を確信する。


 デスアタックで少しずつ数を減らそうとしたものの、2回ほど死んだところでこりゃダメだと探索中止を決断。初のすくつ探索は地下2階(未クリア)で終了となった。

 今回、唯一の戦利品となったのが、地下1階にいたレアモンスターが落とした鋼の鎧。


 これまでに入手した防具の中ではもっともPV値が高い。こういった武具をちょっとずつ集めて強くなっていくしかないんだろうなあ。

 すくつは今の私たちが挑める場所ではなかった。ではどうすれば良かったのか。すくつ探索許可証の前に危険度が高いダンジョンが生成されるようになる「上級冒険者ライセンス」を買うのが正解だったのだろうか。

 いずれにせよ、自分と味方を今以上に鍛えるしかない。このまま突き詰めていくとアーリーアクセス版で燃え尽きて正式リリース版やらなくなりそうな気もするが、それはそれで別に構わないさ。いま持てるありったけの力でElinを攻略するのだ。

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