495年11月〜12月の記録 命を刈り取るクミロミの大鎌

■495年11月8日

 行き詰まりを感じたので名声を売り、出現するダンジョンの危険度を下げる。


 仲間のフィートポイントが転生前の数値に戻るまでは名声を 3,000台に留め、危険度:30台のダンジョンで育成をしたい。
 ほんと、なんで上級冒険者ライセンスなんか買っちゃったのだろう。

■495年11月10日

 この前のアップデート項目で木刀がどうのこうのと書かれていたことを思い出し、もしかしたら自作できるかもしれないと、素材をとっかえひっかえしながら木の武器製作に勤しむ。

 結果として木刀は作れなかったが、もはやそんなことはどうでもいい。それよりもコーラルウッドにエーテル病の進行を遅らせる効果があることを発見し、大歓喜!


 できれば武器よりも防具が欲しいとコーラルウッドを素材に作れるものを探し、見つけたのがバケツ。


 武器とバケツ、両方装備するとエーテル鈍化(40)の効果が付いた。


 これで年2回は発症するくそったれ病が2〜3年に1回ぐらいになると嬉しいのだが、はたして。

 ついでに、フェイウッドで作ると魔法強化と魔法耐性が付く。


 魔法使いプレイをする日が訪れたらこれで杖を使って遊びたい。

■495年11月14日

 今回から新規メンバーとして見習い商人のベルと、久しぶりのメンバー復帰となるメリリス嬢をパーティーに編成。

 見習い商人は、クラスが魔法使いながら魔法を一切覚えていない住人。魔法を使えない魔法使いに意味はあるのかと思うかもしれないが、遺伝子合成で欲しい魔法だけ覚えさせ、自分好みの魔法使いにカスタマイズできると考えれば面白いと、少し育ててみることにした。魔道具スキルはそれなりに高いので、魔法を覚えるまではワンドで攻撃参加してもらう。

 メリリス嬢は、蘇生魔法を使ってくれるのもありがたいが、アンデッドシスターズによるヘイト分散がやはり頼もしい。ダンジョン探索がだいぶ楽になる。メリリスの攻撃によってボスが盲目や恐怖状態に陥り、あっちこっち逃げまくるのだけは面倒だが、これからまた一緒に旅に出てもらおう。

 ベルとメリリスを編成し、まず行ったのが、保管していた技術書の仲間への提供。


 技術書によって未習得スキルを習得してもらい、フィートを稼ぐ機会を増やすのが目的。

 仲間のフィート稼ぎに適しているものは、連れまわしているだけで上がる「重量挙げ」「旅歩き」「探索」「隠密」「解剖学」など。その他の一般技能や製作技能の使用・不使用は拠点での仕事や趣味によるので、技術書を与えたところでほぼ無意味。でもまあ、せっかくなので全てプレゼントした。持っていても邪魔だから押し付けたとも言う。

  • 少女のコーシー・・・探索、読書、解剖学、水泳
  • 銀眼のシルバリー・・・解剖学、水泳、料理、鍛冶、宝石細工
  • 癒し手のジニー・・・魔道具
  • セキュガのアーシェ・・・釣り、宝石細工
  • メリリス・・・探索、宝石細工

■495年11月17日

 そこら辺に置かれていた宝箱からこたつを入手。


■495年11月21日

 いつの間にか結婚指輪を自作できるようになっていた。


 これでもう結婚首輪を作る自傷持ちの住人はいらなくなったかな。

■495年11月21日

 浜辺(未だに拠点名なし)に遺伝子合成機を持ち込み、メンバーの遺伝子合成を行う。
 今回は銀眼のシルバリーに突進を覚えさせる。


 よくよく考えれば銀眼の斬殺者は「斬撃無双」を習得済み。新たに「突進」を覚えさせる必要はなかったかもしれない。

■495年11月23日

 先日のアプデで入った「仲間が同じ食べ物を食べ続けると文句を言う」を受け、調理する品数が増えたのは私だけだろうか。


 住人の持ち物は食べきれない料理で溢れかえっている。

■495年11月24日

 自分の拠点の井戸や噴水の水が枯れてしまったため、ミシリアの街で井戸水をがぶ飲みし、女神の降臨を待つ。そして、その時は来た。別に自分の拠点の井戸や噴水ではなくても構わないようだ。

 いつぞやの日記で書いたが、今回は「力が欲しいか、ならばくれてやる」的な展開を期待して「力」と入力。


 その願いは届き、足元に転がる1つの木箱。何が入っているのかとワクワクしながら拾い上げる。


 なんで? なんで力を求めた結果がテント用レンチ? まさかとは思うが《電力》に力の文字が入っているから?


 せっかくのお願いを無駄に使ってもうた。テントなんかもってないし、テント用レンチなんかいらない。同じ電力なら「発電機」と言っておけばよかった。

■495年12月3日

 ダンジョンの戦利品として木刀を入手。


 別に鈍器スキルを上げる予定もないし、敵と殴り合って防御スキルを上げたい時に使うのかな。

■495年12月5日

 幸運の女神像を発見するも、貰えたのは「黒猫のよだれ」。


 女神の残り香を所持している時はよだれ、未所持の時は残り香と決まっているわけではないと。なるほどね。

■495年12月5日

 ミノタウロスの王子《ウンガガ》と久しぶりに遭遇。


 前に遭遇した時は痛恨の一撃でやられてしまったが、今回はそうはいかないと聖なる盾の魔法で守りを固めながら戦う。しかし、再び痛恨の一撃を受け、撃沈。


 終始こちらが押してたんだけどなあ。恐るべし、ウンガガの痛恨の一撃。

 その後、もう一度挑み、なんとか撃破。これでだめだったらシルバリーやアーシェを連れてくるところだった。


■495年12月6日

 生態調査のためにモンスターボールでゴールドベルを捕獲。


 拠点に戻った後、解放し、特性をチェック。



 あの硬さもうなづける特性。ついでに拠点にいたシルバーベルを勧誘し、調査したところ、同じメタル999を所持していた。

■495年12月7日

 ゴールドベルを捕獲した際のダンジョン探索中に癒し手のジニーのFPが16に到達。かねてから付けたい付けたいと思っていた《習得上手の記憶》を持つ遺伝子を合成する。


 最近、フィートの成長速度を上げる《習得上手》や《希少種》の有用性を知ったので、遺伝子収納箱からこの遺伝子を発見した時は喜んだものだ。

 うちのメンバーだと種族:ローランの銀眼、少女、妹が希少種持ち。種族:イエルスのセキュリティーガードが習得上手持ち。これらの特性を持っているキャラは、やはり成長速度が早い。
 欲しい記憶の遺伝子なんてそうそう手に入るものではないが、ゆくゆくはメリリスにも付けてあげたい。

■495年12月7日

 回復役のジニーが長期の遺伝子合成休暇に入ったこともあり、パーティーを一旦解散。
 少し上で結婚指輪を作れるようになった書いたが、それならば今所持している結婚首輪を使ってしまおうと、久しぶりに固有名詞付きNPCの勧誘に動くことにした。

 今回向かったのはポート・カブールにある戦士ギルド。ギルドの番人『ドリア』を勧誘しようと好感度を上げ、戦いを挑み、どうにかこうにか勝つことができた。まあ、誘ったものの断られたが。


 このドリアとの戦いの最中、HP回復が間に合わず、「クミロミ様たすけてー」と祈りを捧げたところ、何故か一振りの鎌を授けられる。


 戦闘中は余裕がなかったのでこの鎌を使うことはなかったが、後に鑑定したところ、かなり特殊な鎌と判明。


 ファクションファクションいってる部分はひとまず置いておいて、鎌なのに貫通20%が付いているのが嬉しい。このところ貫通効果目的で槍を使っていたが、これで武器を鎌に戻せる。

 特殊な鎌と言ったが、これが本当に変わった武器で、敵を倒すと一定確率で植物系モンスター(友好)に生まれ変わらせる効果を持っている。


 試し斬りに一人でダンジョンに潜っても気が付けば周りはフレンドリーな植物ばかり。場所によっては窮屈感が増してちょっと邪魔くさいけど。

 装備した時の見た目もかなりお気に入り。


 妖精さんに収穫鎌にと、このところクミロミ様にもらってばかりだ。今度うちで作ったバナナをお供えさせていただきます。

 これは余談だが、《クミロミサイス》というワードを一目見た時から頭の中にネコミミモードというワードがよぎる。語感が似ているのだろうか。それとも疲れているのだろうか。
 うにゃ、うにゃにゃ。

●追記

 クミロミサイスに付いているファクションの部分の効果は、装備中のキャラに限らず、プレイヤーの勢力に属している者全員(住人・家畜・召喚生物など)が効果を得られる。

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