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偽エンジニアの立ち回り方

■偽エンジニアの仕事

 偽エンジニアは、夜、本物のエンジニアのように誰かを調査したふりをします。ただ、本物とは異なり、選んだ人が人間かグノーシアかの判定を自分で出さなくてはいけません。

■偽エンジニアがやりがちな失敗例

 偽エンジニアがやりがちな論理破たんの例を覚えておきましょう。これを踏まえたうえで以降の解説に入ります。

○例1

 グノーシアの数は3人です。しかし、4人にグノーシア判定を出しました。

 3人しかいないものを4人いると言い出した時点でアウトです。

○例2

 グノーシアの数は3人です。しかし、生存者数が6人になった時点で誰にもグノーシア判定を出していません。

 グノーシアが3人残っているならば、生存者が6人になった時点で終わるはず。なのに終わっていないのでアウトです。

○例3

 グノーシアの数は3人です。生存者数は4人いますが、私がグノーシア判定を出した3人はコールドスリープしてすでにいません。

 グノーシア判定を出した3人がコールドスリープしたのなら、その時点で終わるはず。なのに終わっていないのでアウトです。

○例4

 自分がグノーシア判定を出した人がグノーシアに消されました。

 グノーシアがグノーシアに消されることはないのでアウトです。

○例5

 グノーシアは3人、AC主義者とバグはいません。
 私(偽エンジニア)の他にもう1人名乗り出てエンジニアは2人です。私は乗員3人にグノーシア判定を出しましたが、もう1人のエンジニアには出していません。結果、偽物だとばれました。

 この場合、他の人たちも2人いるエンジニアの一方はグノーシアだと認識しています。
 本来であれば、エンジニア1人と他2人にグノーシア判定を出さないといけないわけですが、エンジニアを除く3人にグノーシア判定を出したことで論理破たんしました。つまり、エンジニア用に判定出しを1回分残しておく必要があったということです。

■グノーシア判定を出せる回数

 グノーシア判定を出せる回数を知っておくことは、偽エンジニアを演じる上で最も重要です。失敗を恐れて全くグノーシア判定を出さないといずれは論理破たんしますし、逆に多く出しすぎても論理破たんします。

○グノーシア判定を出せる回数は?

 これは単純に、グノーシア判定を出せる回数=グノーシアの数です。
 グノーシアが2体なら2回まで、3体なら3回までです。

■グノーシア判定の出し方

○基本はエンジニアやドクター用に1回割り振る

 エンジニアが2名以上名乗り出たらエンジニアに1回、ドクターが2名以上名乗り出たらドクターに1回、残りを乗員用に割り振る、という感じです。このやり方が偽エンジニアを演じるうえで一番楽だと思います。
 仮に偽エンジニアや偽ドクターにグノーシアが混じっていない場合でも、本物にグノーシア判定を出すことで票を集めやすくします。

○乗員用の残り1回分は終盤までとっておく

 前項の「偽エンジニアがやりがちな論理破たんの例(例3)」で挙げましたが、自分がグノーシア判定を出しきったにも関わらず、自分がグノーシア判定を出した人が全員コールドスリープしても終わらない状況になるとアウト! 偽者だとばれます。

 これを避けるために、乗員用の残り1回分は終盤までとっておき、残り4人になったら生存者の1人にグノーシア判定を出してコールドスリープさせましょう。これで残り3人。その日の晩にグノーシアが1人消去して残り2人。これでグノーシア側の勝利条件を満たします。
 早い段階でグノーシア判定出しを使い切ってしまった場合は、自分がグノーシア判定を出したうちの1人を最後の4人になるまで生かしておきましょう。

○グノーシアにグノーシア判定を出さない(AC主義者の場合)

 自分がグノーシアの場合、仲間のグノーシアが誰なのかわかります。しかし、自分がAC主義者の場合、それが誰なのかわかりません。グノーシアが誰なのかわからない間は、とりあえず適当に人間判定を出してお茶を濁しましょう。

 自分がバグの場合、グノーシアにグノーシア判定を出して人間側を勝たせても良いですし、グノーシアを怒らせても消滅させられる危険性がないので、気にしなくて良いです。

■グノーシア判定を出したら、その日のうちに仕留める

 前項の「偽エンジニアがやりがちな論理破たんの例(例4)」で挙げましたが、自分がグノーシア判定を出した人がグノーシアに消されるとアウト! 偽者だとばれます。

 自分がグノーシアであれば、自分で消す相手を選べるので、うっかりやらかさない限りは大丈夫です。しかし、自分がAC主義者やバグの場合、消す相手を選ぶのはグノーシア任せとなるため、自分がグノーシア判定を出した人がグノーシアに消される可能性が十分あります。こればかりはどうしようもありません。

 1つ手があるとしたら、グノーシア判定を出した日に、判定を出した相手をコールドスリープさせることです。これなら自分が判定を出した相手がグノーシアに消される心配がありません。
 前日からグノーシア判定を出す予定の人に票が集まるよう適度に疑っておく下準備も必要かもしれませんね。

■潜伏留守番に注意

 留守番:有の設定です。初日に留守番が名乗り出ませんでした。
 1日目の夜にグノーシア判定を出した人が、翌日の議論中に留守番だと名乗り出ました。

 留守番は人間確定なので、留守番にグノーシア判定を出した時点で偽者だとばれます。
 これを回避するためには、初日に留守番が名乗り出るようにうながすか、もしくは留守番が名乗り出てこない間はうかつにグノーシア判定をださないことです。

偽ドクターの立ち回り方

■偽ドクターの仕事

 偽ドクターは、本物のドクターのようにコールドスリープした人が人間かグノーシアかの検査結果を出します。

■偽ドクターがやりがちな失敗例

 偽ドクターがやりがちな論理破たんの例を覚えておきましょう。これを踏まえたうえで以降の解説に入ります。

○例1

 グノーシアの数は3人です。3人にグノーシア判定を出しましたが議論は続いています。

 コールドスリープした中の3人にグノーシア判定を出したら、そこで終了するはず。しかし、続いているのでアウトです。

○例2

 グノーシアの数は3人です。しかし、生存者数が6人になった時点で誰にもグノーシア判定を出していません。

 グノーシアが3人残っているならば、生存者が6人になった時点で終わるはず。なのに終わっていないのでアウトです。

○例3

 自分を含め、ドクターが3人名乗り出ました。(AC:有、バグ:無)
 私以外のドクター2人はコールドスリープしました。私(偽ドクター)は、他のドクター2人を『人間』と判定しました。

 コールドスリープしたドクターが2人とも人間ならグノーシアはお前じゃねーか、というお話。対抗のドクターのいずれか一方にはグノーシア判定を出す必要があったということです。

○例4

 偽エンジニアが人間と判定した人がコールドスリープしました。私はその人をグノーシアだと報告しました。

 偽エンジニアと共謀する気があるのなら、偽エンジニアが人間と言ったら人間、グノーシアと言ったらグノーシアと調査報告しましょう。共謀する気がないのであれば逆の調査報告を出しても問題ありません。

○例5

 偽エンジニアがコールドスリープしました。その日の夜、私は本物のエンジニアを消しました。AC主義者はいません。
 翌日、私は偽エンジニアを「人間だった」と報告しました。

 偽エンジニアが人間ならば、もう一人のエンジニア(本物)はグノーシアでなくてはいけません。なのに、本物のエンジニアを消したので論理破たんを起こしました。
 この場合、偽エンジニアを「人間だった」と報告するのであれば、本物のエンジニアを消してはいけません。本物のエンジニアを消したいのであれば、偽エンジニアを「グノーシアだった」と報告する必要があります。

■グノーシア判定を出せる回数

 偽エンジニア同様、グノーシア判定を出せる回数を知っておくことは重要です。ただ、偽エンジニアと偽ドクターでは違う点が1つあります。

○グノーシア判定を出せる回数は?

 偽エンジニアの場合、グノーシア判定を出せる回数=グノーシアの数でしたが、偽ドクターの場合は、グノーシア判定を出せる回数=グノーシアの数−1です。
 グノーシアが2体なら1回まで、3体なら2回までです。

○判定出しの回数が1回分減る理由

 グノーシア3体の場合、グノーシアが3人コールドスリープした時点で終了となるため、ドクターは最後の調査報告をしないまま終わります。つまり、本物だろうが偽者だろうがドクターは絶対に最後の調査報告を出せないのです。そのため、偽エンジニアの時よりもグノーシア判定を出せる回数が1回分少なくなります。

■グノーシア判定の出し方

○基本はエンジニアやドクター用に1回割り振る

 エンジニアが2名以上名乗り出たらエンジニアに1回、ドクターが2名以上名乗り出たらドクターに1回、残りを乗員用に割り振る。

○初日の調査報告は「人間」がオススメ

 初日に役割が判明していない人がコールドスリープしたら、とりあえず「人間だった」と報告して良いです。コールドスリープしたのが本当はグノーシアだとしても「人間だった」と報告するので同じです。

○偽エンジニアの報告を見て決める

 基本的に、偽エンジニアが調査した人がコールドスリープしたら、その判定通りに調査報告を出します。偽エンジニアが「○○は人間だ」と報告していたら、自分も「○○は人間だった」と報告する、という具合です。そうしないと偽エンジニアが怪しまれます。

 偽エンジニアがすぐに偽者バレしそうな人(しげみちなど)の場合、嘘がばれた時に道連れにされると困るので、偽エンジニアの報告に合わせなくても良いです。また、自分がバグで偽ドクターをやる時も、偽エンジニアに合わせる必要はありません。

■AC主義者で偽ドクターをやる時の注意点

 自分を含め偽ドクターが3人名乗り出たとします。この時、自分以外のいずれか一方がコールドスリープしたら「グノーシアだった」と報告しましょう。
 これには2つの理由があります。

  • コールドスリープした人がグノーシアだった場合、この人を「人間だった」と報告した後にもう1人のドクターがグノーシアに消されると偽者バレしてしまう。自分の身を護るためにも「グノーシアだった」と報告するのが正解。
  • コールドスリープした人が人間(本物)だった場合、この人を「グノーシアだった」と報告するのはAC主義者の偽ドクター的に正しい選択である。

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